タレント斉藤雪乃、鉄子のススメ「女性ならではの観点で新発見」

2017.5.28 07:00

鉄道タレントとして人気の斉藤雪乃

(写真5枚)

「お着物が電車柄、ドクターイエローの帯も」(斉藤雪乃)

──その『鉄子の部屋』は、なぜやろうと思ったんですか?

これは南海電鉄さんからお話をいただいたんです。女性のファンを増やしたいということだったんですけど、募集を始めたら結構な人数が集まったらしくって。参加者のオーディションもあったらしいですよ。

──女性だけというのは雰囲気も全然違いそうですね。

違いました!距離感がすごく近かったです。わたしも肩の力を抜いて参加できました。友だち同士で遊びに行っている感じでしたね。

──やっぱり男性ファンとは会話の内容なども違うもんですか?

ちゃいますねぇ。やっぱり、男性はメカチックだったり、コアな話が多いですけど、鉄子ちゃんは面白いですよね。列車をなにかに例えたりとか。なにより、ファッションがかわいいんです! お着物が電車柄だったり、ドクターイエローの帯を作られたり。電車ネイルとかは最近当たり前になってるんですけど、服装の色で「今日はラピート」「今日はトロッコ列車」なんてコーディネイトされていて。「わー、ステキ!」っていつも楽しませてもらっています。

『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』(京阪神エルマガジン社刊)より
『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』(京阪神エルマガジン社刊)より

──女性ならではのきめ細かさですね。

そうですね。さりげなく電車好きを取り入れてるんです。大きなキーホルダーを付けるのはちょっと恥ずかしい場合でも、女性ならではの楽しみ方をしています。たとえば、わたしの持ってるスマホカバーも、パッと見た印象は普通のカバーなんですけど、ほら。裏を向けると(寝台特急列車の)トワイライトエクスプレスになってるんです!

──鉄道に興味のない女性の方に「鉄子のススメ」などありますか?

わたしなんて、とてもアドバイスできる立場ではないですけど、なんも調べんと、乗り放題の切符を買って、好きなところで降りてみたらいろんな発見があって面白いんじゃないかなと思います。やっぱり旅は計画しないと不安という方は、電車じゃなくて、目的を食や店にして、そこまでの道中をローカル線にしてみるとか。そんな繋がり方もいいんじゃないですかね。

『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』と同じポーズをとる斉藤雪乃
『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』と同じポーズをとる斉藤雪乃

──女性が好きな旅の媒介として、電車を楽しむと。

私も昔、博多の屋台に行ってみたいと思ったときがあって。そうや、どうせ行くなら普通電車で行ってみようと。12時間半かかりました(笑)。朝7時に出たら、夜の7時半に着くんで、屋台に直行できます。あと、福井の越前鉄道とか、めっちゃオシャレなカフェが沿線に、ぽこぽこぽこってあるんですよ。それを絡めて、乗って降りてお茶してという旅もオススメですね。

──行く先々での出会いも楽しみのひとつなんですか?

そうですね。わたしは基本、ひとり旅の個人戦ですけど(笑)、情報共有なども含めて、世界が広がりますよね。

──関西でも鉄子がもっと増えると楽しいですね。そんな斉藤雪乃さんと会えるイベントとして近々、恒例の『阪堺電車・路面電車まつり』(6月10日・阪堺電車あびこ道車庫)と、京都駅の『鉄道パラダイスVol.3』(6月17日・18日)が開催されます。『路面電車まつり』ではサイン会も予定されているとか。

いろんなお仕事をいただいてるなかで、みなさんと直にお会いできる機会を一番大事にしたいと思っているので、この鉄道イベントで少しでもみなさんとお話できれば。「本、見たよ!」とか声かけていただければうれしいです。いろんな人と鉄道イベントで出会いたいです。もちろん、鉄子ちゃんも大歓迎です!

『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』

『斉藤雪乃の鉄道旅案内〈関西版〉』
2017年3月27日(月)発売
料金:1404円
発行:京阪神エルマガジン社

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本