西日本初、京都にキリンのブリューパブ

2017.7.21 12:00

左から、キリンビール株式会社京滋支社長・阿久津勝己さん、SVB代表取締社長・和田徹さん、同社ヘッドブリュワー・三浦太浩さん

(写真4枚)

キリンが手掛けるクラフトビールのブリューパブ『スプリングバレーブルワリー』が、9月7日、京都市中京区にオープンすることが発表された。

『スプリングバレーブルワリー(以下、SVB)』は、ビールの魅力を発信すべく、2015年にキリンビールの内部ベンチャーとして立ち上がったクラフトビールのプロジェクト。東京、そして横浜に続く3店舗目のブリューパブ(醸造所を備えたパブ)で、7月19日、開店に先駆けてメディア発表会がおこなわれた。

オープン後は樽生をタイプ別の専用グラスで飲める。飲みくらべや和を意識した料理とのペアリングにも力を入れるという。ビール各330ml 780円
オープン後は樽生をタイプ別の専用グラスで飲める。飲みくらべや和を意識した料理とのペアリングにも力を入れるという。ビール各330ml 780円

キリンビールにとって、京都は1988年に小規模醸造所「京都ミニブルワリー」を設立したクラフトビールの原点ともいえる地。店舗に選ばれた築約100年の町家は威風堂々とした佇まいで、格子窓からはタンクが置かれた醸造スペースを臨む造りになっており、本館、別館、そして中庭で、総席数134シートの大バコになる予定だ。

2年以上の月日をかけて開発された6種の定番「SVBコアシリーズ」を試飲
2年以上の月日をかけて開発された6種の定番「SVBコアシリーズ」を試飲

この日、メディア向けにおこなわれたクラフトビールセミナーの後、2年以上の月日をかけて開発された6種の定番「SVBコアシリーズ」を試飲。個性と飲みやすさを兼ね備えたインディアンペールラガー「496」を筆頭に、そのキャラクターは実に多彩。老舗ビールメーカーの名に恥じない、ハイレベルなバランス感覚にも感嘆する。またこれらの定番に加え、京都限定のビールも月1回ほどのペースでリリースされるそうだ。待望のオープン日は9月7日。SVBを知るファンならずとも待ち遠しい、ビール好きのための体験型プラットホーム。国産クラフトビールの「いま」を京都で感じることができる。

取材・文・写真/吉田志帆

『スプリングバレーブルワリー京都』

2017年9月7日(木)オープン
住所:京都市中京区富小路通錦小路ル高宮町587-2
営業:11:00〜22:30(フードLO22:00)※無休

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