北乃きい&吉沢亮、ドラマ銀魂で姉弟役

2017.7.23 09:00
(写真5枚)

現在公開中の映画『銀魂』のキャスト・スタッフが集結したdTVのオリジナルドラマが、7月15日から配信中。ドラマは映画とは別の物語で、柳楽優弥や吉沢亮、中村勘九郎演じる真選組の男たちの絆や切ない恋模様を描いた、銀魂屈指の泣けるエピソード「ミツバ篇」。同作で姉弟を演じた北乃きい、吉沢亮に、作品を振り返ってもらった。

写真/木村正史

「映画本編以上に本編って言っても過言ではないです(笑)」(吉沢亮)

──宇宙からやってきた天人(あまんと)が台頭するパラレルワールドの江戸が舞台の『銀魂』ですが、映画で吉沢さんは江戸の治安を守る真選組・ドS隊長の沖田総悟を演じています。今回のドラマでは、その真選組がメインとなる「ミツバ篇」が選ばれたわけですが、このことに関してはどう思いましたか?

吉沢「すごくうれしかったです。真選組の過去など、ドラマでは深いところまで掘り下げていただいて。しかも原作のファンも多い人気のお話をやらせていただけるのがありがたかったです。映画本編以上に本編って言っても過言ではないです(笑)」

──ドラマは映画と同じキャスト、スタッフで実写化されていて、全3話ながら見応え充分ですよね。そのなかで北乃さんは、沖田総悟が慕う姉・ミツバ役として、ドラマで初参加しています。

北乃「出演が発表されたとき、普段私の仕事の話をしない地元の子たちから連絡があったりして、銀魂ってすごいんだなって改めて思いました(笑)。だからプレッシャーはありました。撮り終わって何もできない状況なのに、ずっとどうしよう!?ってドキドキしてます(笑)」

──ドラマでは、結婚を機に江戸を訪れたミツバをめぐる陰謀に坂田銀時(小栗)と真選組の面々が挑んでいくさまが描かれています。銀魂ならではの「笑い」と「感動」のめまぐるしい展開があって、幅広い演技が求められたかと思いますが、特に喫茶店のシーンは原作のままというか。ミツバが目を見開いて咳き込むシーン、最高でした!

北乃「ほんとですか!? ありがとうございます! 私、今までああいうコメディっぽいシーンの経験があまりないので、思いっきりやりました。もうファンがいなくなってもいいや!って覚悟で(笑)」

2人のやりとりが微笑ましい喫茶店の1シーン
2人のやりとりが微笑ましい喫茶店の1シーン

──福田(雄一)監督から演技の指示はあったんですか?

北乃「なかったです。結構自由で、みんなやりたいようにやるって感じでした。自分で作ってきたものを提供して、監督がそれを見て笑うか笑わないかで、どうだったかわかるっていう(笑)」

──うわ、判断基準が笑うか笑わないかなんですね(笑)。実際監督の反応はどうだったんですか?

北乃「あのときの記憶がなくて! (吉沢に)どうだったんですか?」

吉沢「いや~相当笑ってたと思いますよ!」

北乃「笑ってました?(笑) ちょっと遠いところに監督がいたので反応は見れてないんですけど、その場にいたスタッフさんに『監督が、きいちゃんコメディできるねって言ってたよ』というのを聞いて。なので良かったです(笑)」

──ミツバを演じるにあたって、役作りで意識したことはありますか?

北乃「アニメを観させていただいてなるべく寄せていけるように、ちょっと声は高めに、テンポも4テンポくらい遅らせてお芝居してみたりしました。体が弱い女性なんですけど、出演が決まってから『きいちゃん元気なイメージだったからミツバ役っていうのに驚いた』って、すっごい言われるんですよ!(笑)。イメージがつくのは少し邪魔になるのかなと思いました」

吉沢「確かにそうですね」

ミツバ役を演じた北乃きい
ミツバ役を演じた北乃きい

北乃「だから、『元気なイメージなのに病弱なミツバやるんだ』って言われて悔しかったですね。そっか〜イメージ先行しちゃうのか〜って思いました。それに、ドラマを観た人に『声とか仕草とかぴったりだった!』って言われても、私たちの職業は出来て当たり前ですからね。それに驚かれることも、また悔しいんですよね(笑)」

吉沢「ふふふ(笑)」

北乃「もっとスパルタに見てほしいなって。うれしいんですけど、うれしい反面、まだまだだな~14年間なにやってたんだろうって思うときもありましたね。・・・急にどうしちゃったんだろ(笑)」

dTVオリジナルドラマ『銀魂-ミツバ篇-』

原作:空知英秋「銀魂」(集英社『週刊少年ジャンプ』連載中)
脚本/監督:福田雄一
出演:小栗旬、柳楽優弥、吉沢亮、北乃きい、中村勘九郎、ほか
© 空知英秋/集英社 © 2017映画「銀魂」製作委員会 © 2017 dTV

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