北乃きい&吉沢亮、ドラマ銀魂で姉弟役

2017.7.23 09:00
(写真5枚)

「男性が泣くシーン見て、初めて自分もウルってきたんです。吉沢さんが初めて」(北乃きい)

──そういう意味では漫画の実写化って難しいですね。ファンがいるからオリジナルを出し過ぎてもダメだし・・・

吉沢「そうですよね。銀魂は原作に寄せて作ってますし」

──一方で吉沢さん演じる沖田は、ドS、毒舌で少し達観しているような映画本編とは全然違った雰囲気ですよね。姉のミツバに対してすごく弟っぽく甘える部分や脆い部分が垣間見えます。

吉沢「本編では、ここではこういう表情で、こういうテンションでしゃべるという型を決めて演じてたんですけど、ミツバ篇では芝居の流れでちゃんと心情で演じることができましたね」

──真選組の鬼の副長・土方十四郎役の柳楽さんとの激しい殺陣のシーンなど、男らしいアクションも多いですね。

吉沢「柳楽さんとは2~3回合わせたんですけど、ほんと結構なスピードで長い殺陣だったので、距離感とか呼吸を合わせるのが難しくて、大変でした。でもやっぱり楽しいですね、ああいう体を動かすシーンは。殺陣をやってみたいってずっと前から思ってたので、すごくうれしかったです。本編のアクションはスタイリッシュでかっこいい感じなんですけど、こっちはすごい泥臭いというか、男らしくバッサバッサ切っていくので、その辺の違いも見どころだなと思います」

土方十四郎(柳楽優弥)と沖田総悟(吉沢亮)の迫力ある殺陣シーンはみどころの1つ
土方十四郎(柳楽優弥)と沖田総悟(吉沢亮)の迫力ある殺陣シーンはみどころの1つ

──作品のなかでもすごく重要なシーンですよね。普段感情を表にあまり出さない総悟が感情むき出しになって、姉のために土方と衝突する。

北乃「ほんとかっこいいですよね。私、男性が泣くシーン見て、初めて自分もウルってきたんです。吉沢さんが初めて」

吉沢「え、うれしい!」

北乃「あのシーン、ほんとによかった。すごいなって思って。総ちゃん(総悟)が感情むき出しにしてくるシーンって、ミツバと一緒のときはなかったので、こういう感情がぶつかるお芝居を一緒にしたかったなって思いました」

吉沢「すごくうれしい。感情がぶつかるお芝居、楽しいですよね」

沖田総悟役を演じた吉沢亮
沖田総悟役を演じた吉沢亮

──今回姉弟役ですが、お2人は実際兄弟はいらっしゃるんですか?

吉沢「お姉ちゃんはいないですけど、男4人兄弟の2番目です」

北乃「へえ! すごいね」

吉沢「ミツバみたいなお姉ちゃん、欲しかったですね〜」

北乃「私は、弟と妹がいるんですけど、弟は吉沢さんと年齢が一歳しか変わらないので、弟に対する感情とかはすごくわかりました」

──ということで、お2人の姉弟の空気感のようなものは自然と?

北乃「吉沢さんとは初めて共演させていただいたんですけど、2人のシーンは初日に『はじめまして』ですぐに撮ったんです」

吉沢「ほんと北乃さんが、テンポ感とか佇まい全てが原作のミツバそのものだったので、すごいやりやすくて。全然会話することもなかったんですけど、なんか芝居してるときはすごい良い感じで」

北乃「総ちゃんもほんとにまんまで来てくださったんで、すごいお芝居しやすくて。それにたぶん周波数がおなじなんですよね、2人。だからやりやすいんだなと思いました。たとえば、喋ってない時間が気まずく感じないことってありません?」

姉弟のように、ゆったりとした空気をまとっていた2人
姉弟のように、ゆったりとした空気をまとっていた2人

──ありますね。間が心地よいというか。

北乃「そういう感じ! 作り上げるものというか目指してるものが一緒だとそうなるのかな? スタッフさんもたくさん原作をリサーチして衣装とか小道具も忠実に作っていただいて、とにかくすごく士気の高い現場でした」

──最後に、映画を観た人にも、まだ観ていない人にも、このドラマをどう楽しんでほしいですか?

吉沢「両方見てほしいです。映画と同じスタッフさんで撮ってるので、クオリティーがめちゃくちゃたかいんです。dTVなので何回でも観れるし」

北乃「映画とドラマ、全然違う吉沢さんが見れます!(笑)。笑いも感動もいろんな要素が詰まった作品で、絶対みなさんに満足していただけると思いますね」

dTVオリジナルドラマ『銀魂-ミツバ篇-』

原作:空知英秋「銀魂」(集英社『週刊少年ジャンプ』連載中)
脚本/監督:福田雄一
出演:小栗旬、柳楽優弥、吉沢亮、北乃きい、中村勘九郎、ほか
© 空知英秋/集英社 © 2017映画「銀魂」製作委員会 © 2017 dTV

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