サマソニ大阪、注目アーティストはこれ!

2017.8.3 12:00

夏の野外ロック・フェスとして幅広く定着した現在も、世界標準のラインアップで別格の存在感を示し続ける『サマーソニック大阪』(舞洲サマーソニック大阪特設会場)。18年目を迎える今年も、ロック、ヒップホップ/R&B、クラブ・ミュージック、パンク、エレクトロ・ポップにアイドルまでと、あらゆるジャンルの音楽ファンを満足させる顔ぶれの豪華さは健在です。

英国の『グラストンベリー・フェスティバル』でもヘッドライナーを務めた元ニルヴァーナのデイヴ・グロール率いるフー・ファイターズ、復活後の世界初アクトの場所としてサマソニを選んだブラック・アイド・ピーズ、オアシスの楽曲も取り上げることがアナウンスされているリアム・ギャラガー、大阪のみの登場となるマキシマム・ザ・ホルモンなど。トピック性の高いビッグ・アクトを挙げるだけでもキリがない今年のサマソニですが、多彩な出演者のなかからマストな5組をピックアップしてみました。

文/吉本秀純

■カルヴィン・ハリス

EDMの代表格にして、世界で最も稼ぐDJとして知られるカルヴィン・ハリス。彼が今年のヘッドライナーの1人としてアナウンスされた際には、アゲアゲのヒット・チューン連発のパーティー的なステージしか想像していなかったが、6月末に発表された新作『Funk Wav Bounces Vol.1』はその浅はかな先入観を一気に覆すポップでメロウな快作だった。フランク・オーシャン、ファレル、スヌープ・ドッグ、ケイティー・ペリー、フューチャーなどの現行シーンで考えられるもっとも旬な面々をゲストに迎えて示した音は、70年代のディスコから現行のヒップホップに至るブラック・ミュージックへの敬愛とソングライターとしての非凡さに満ちたもの。その驚きの新作を経ての世界初ライブが今回のサマソニとなる点でも見逃せません。

■ホセ・ジェイムズ

新世代ジャズの旗手的ボーカリストとしてデビューしながら、作品を発表するごとに大胆なまでに新しい音楽スタイルを示し、LAのビート・ミュージックやインディ・ポップなども視野に入れながら常に時流の一歩先を行くサウンドを提示してきたホセ・ジェイムズ。最新作『Love In A Time Of Madness』では「混乱の時代における愛」をテーマに、これまで以上にストレートにR&B色を強めたサウンドを展開した彼だが、ライブではあらゆるビートを自在に叩きこなす英国発の豪腕ドラマーのリチャード・スペイヴンや、鍵盤奏者の大林武司といった現代ジャズ界の精鋭プレイヤーを従えての登場。ジャンルレスに進化を遂げ続ける現代ジャズ発のグルーヴのスリリングさを、この機会に体感してほしい。

『SUMMER SONIC 2017』

日時:2017年8月19日(土)、20日(日)・11:00開演
場所:舞洲サマーソニック大阪特設会場
料金:前売1日券16500円、前売2日券30500円、プラチナチケット30000円(サマソニ1日券+プラチナ特典、枚数限定)

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