サマソニ大阪、注目アーティストはこれ!

2017.8.3 12:00

■リック・アストリー

1987年、一世を風靡したストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースでデビューし、魅惑のテナー・ボイスとダンサブルかつキャッチ―な音楽性で『Never Gonna Give You Up』『Together Forever』といった世界的大ヒット曲を連発したリック・アストリー。新世代のアーティストが大半を占めるラインナップのなかでは、ちょっとお父さん的に浮いた存在となっている彼ですが、昨年に11年ぶりに発表したアルバム『50』では何と29年ぶりに全英チャート1位に返り咲くという偉業を達成し、数年前からのリバイバル的な流れを受けての登場です。リアルタイムでの彼の栄華を知る人も知らない人も、真夏の暑い青空の下で聴くのが妙にハマるブルー・アイド・ソウルをぜひご堪能あれ。

■HONNE(ホンネ)

英国発の新鋭アーバン・エレクトロ・ポップ・デュオとして昨年には初のアルバム『Warm On A Cold Night』を発表し、初の来日公演も成功させたHONNE(ホンネ)。日本語の「本音」に由来するユニット名通りに日本のカルチャーにも関心が深く、イジー・ビズをボーカルに迎えた「Someone That Loves You」の東京で撮影されたMVを観てみれば、ジャパニーズ・エキゾティシズムに満ちた映像とともに彼らの音楽的センスの良さがよくわかるはず。ライやジェイムス・ブレイクなどからの影響を感じさせる洒脱なエレクトロニクス使いと、英国らしいセンスに満ちたポップな曲作りは、どことなく初期のペット・ショップ・ボーイズに通じる雰囲気も感じさせます。

■夜の本気ダンス

フー・ファイターズの前で登場するBABYMETAL、独創的なステージングが国内のロック・フェスでも大きな反響を呼んできた欅坂46など。邦楽勢のビッグ・ネームの充実ぶりも目を惹きますが、若手バンドではこの人たちのサマソニ初登場にも忘れず注目しておきたいところ。2008年に京都で結成され、ラウドなガレージ・ロック調のギター・サウンドにダンサブルな要素を独自に盛り込んだ音楽性で国内のフェスやイベントなどのライブの場で着実に支持を高めてきた彼らの音は、2000年代のサマソニに数多く出演したロックンロール・リヴァイヴァル系の洋楽バンドたちからも大きな影響を受けたもの。そんなサマソニという場で、破竹の勢いで登り詰めてきた彼らの音がどう響くかに注目したい。

『SUMMER SONIC 2017』

日時:2017年8月19日(土)、20日(日)・11:00開演
場所:舞洲サマーソニック大阪特設会場
料金:前売1日券16500円、前売2日券30500円、プラチナチケット30000円(サマソニ1日券+プラチナ特典、枚数限定)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本