スカンクなど珍しい赤ちゃん、神戸で公開

2017.8.18 08:00

オニオオハシの赤ちゃん。クチバシは実はとても軽く、体内の熱を放出するなど体温調整の役割を担う機能を持っているという

(写真5枚)

日本でも繁殖例の少ない「オニオオハシの赤ちゃん」と、日本の動物園や水族館でほとんど飼育されていない「シマスカンクの赤ちゃん」が、今夏「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)に誕生。8月19日に一般公開される。

鮮やかなオレンジのクチバシが特徴のオニオオハシ。6月20日に孵化、8月4日に巣立ち、現在は親子で一緒に熱帯の湿地エリアで暮らしている赤ちゃん。まだクチバシの色は薄く、少し短くてアンバランスな容姿だが、親からエサを運んで与えてもらうなど、親子の仲睦まじいようすを観察することができる。

白黒模様がかわいい、シマスカンクの赤ちゃん
白黒模様がかわいい、シマスカンクの赤ちゃん

また、肛門線から強烈な悪臭のする分泌液を噴出し、外敵を撃退することで知られているスカンクの赤ちゃんは7月4日に誕生。スカンク自体、昨今の日本の動物園では珍しくなっており、現在、日本動物園水族館協会加盟園館で見られるのは「長崎バイオパーク」と同園だけで、赤ちゃんはここでしか見られないという。親が育てなかったために人工保育で育てられ、ミルクや離乳食を食べて順調にすくすく成長中だ。

生まれたては約8センチ(尾の長さ含めず)、26gだったシマスカンクの赤ちゃん。現在は約18センチ、370gまで成長
生まれたては約8センチ(尾の長さ含めず)、26gだったシマスカンクの赤ちゃん。現在は約18センチ、370gまで成長

どちらの赤ちゃんも珍しく、大変貴重な機会。8月19日10時の開園より、それぞれ「ビーバークリークコーナー」「スカンク展示場前」で公開される。

「神戸どうぶつ王国」

住所:神戸市中央区港島南町7-1-9
時間:10:00〜17:00(土日祝は〜17:30)
※木曜休(特定日除く)
料金:大人(中学生以上)1500円、小人800円
電話:078-302-8899

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