「関ヶ原」企画展、岡田准一小道具も

2017.8.27 11:00

パネルと模型は、いずれもすべて小説の内容に基づいて製作されたもの

(写真3枚)

累計発行部数620万部を誇る司馬遼太郎のベストセラーを、岡田准一主演で映画化した『関ヶ原』。その企画展が「司馬遼太郎記念館」(東大阪市下小阪)にて開催中だ。

小説『関ヶ原』は、天下分け目の決戦となった「関ヶ原の戦い」を描いた作品。司馬遼太郎が、忠義を尽くして豊臣政権を守ろうとする石田三成、天下取りを虎視眈々と狙う徳川家康を主軸に、島左近、小早川秀秋、黒田長政、福島正則らそれぞれの、己の道を求めて苦闘する姿を描き、この戦がなぜ起きたのか、どう終わったのかを立体的に表現した名作だ。

映画内で岡田演じる石田三成が実際に使用した脇差、鉢金など
映画内で岡田演じる石田三成が実際に使用した脇差、鉢金など

本展は、司馬が執筆時に参考にした地図や初公開の取材ノートをはじめ、小説の内容に基づいて製作したパネル、秀吉没後から合戦までの年表、戦当日の武将の動きがわかる地図と各陣営の立体模型で「関ヶ原の戦い」を分かりやすく解説。さらに、同映画内で岡田准一(石田三成役)や役所広司(徳川家康役)が実際に着用した小道具、原田眞人監督の絵コンテも公開されており、小規模ながら小説、映画、どちらの世界も楽しめる内容となっている。期間は2018年1月21日まで(〜9/11休館)。料金は一般500円ほか。

取材・文・写真/浅野はるか

企画展『関ヶ原』

期間:2017年8月1日(火)〜2018年1月21日(日)※月曜休(祝日、振替休の場合はその翌日)、9/1~11休
時間:10:00~17:00 ※最終入館は閉館の30分前
会場:司馬遼太郎記念館(東大阪市下小阪3-11-18)
料金:500円、高・中学生300円、小学生200円
電話:06-6726-3860

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本