船からアート鑑賞、神戸港で芸術祭

2017.8.28 12:00

船内ではコンテンポラリーダンスも展開される。神戸大橋をくぐって海上の作品まで特別航路で運航

(写真3枚)

神戸の美しい町並みを背景に、港に点在するアートを鑑賞船でクルーズしながら楽しめる『港都KOBE芸術祭』(会場:神戸港、神戸空港島)が、9月16日から10月15日まで開催される。

この芸術祭は、神戸開港150年を記念したもの。会場には、町並みや六甲山を背景に利用した作品や、港の歴史にインスピレーションを得た作品などが展開され、神戸ならではのアート体験が可能に。出展作家は、野外作品を多く手がける新宮晋、西野康造、西村正徳など、関西にゆかりのあるアーティストを中心に、国内16組&海外3組。大型の作品も多く、全22点の作品は、どれも見ごたえも十分だ。

西野康造「風になるとき2017」「そのむこう」は、海上の係船杭という特殊な場所に展開される

注目は、特別航路で運航するアート鑑賞船「神戸シーバスファンタジー号」からの鑑賞体験。潮風に吹かれてのクルージングは約45分で、船上から神戸らしい風景の中に置かれた多彩なアートを楽しめる。しかも、船内に置かれた作品や海上の係船杭の作品は、乗船することでしか楽しめない。船からアートを鑑賞するというここでしか成立しない体験を堪能したい。

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ほかに、神戸空港やポートターミナルホール、ポートアイランド北公園にも展示があり、近づいて楽しめる作品も多い。入場は無料。ただし、アート鑑賞船は乗船料大人1200円。期間中は乗船料とポートライナー1日乗車券のお得なセット券も販売される(大人1300円)。

文/太田浩子

神戸開港150年記念『港都KOBE芸術祭』

期間:2017年9月16日(土)~10月15日(日)
会場:神戸港、神戸空港島
料金:入場無料 ※アート鑑賞船は有料(大人 1200円、中高生1000円、小学生600円)

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