西日本初、キリンの京町家ブリューパブ

2017.9.9 10:00

間口が広い町家空間を改装。建物奥には洋館もあり、ワークショップなどで使う予定だという

(写真5枚)

店内にブルワリー(醸造所)を併設し、できたてのクラフトビールが楽しめる『スプリングバレーブルワリー京都』(京都市中京区)が、9月7日にオープンした。

同店はキリンのグループ会社「スプリングバレーブルワリー」によるブリューパブ(醸造所を備えた飲食店)で、東京・横浜に続く3店舗目、西日本初出店となる。原料や製法により、味わいや風味がまったく異なる個性豊かなクラフトビールを店内で醸造、できたてのビールを相性抜群のフードとともに楽しめる。ビールは定番の6種類のほか、年間10〜20種類の季節に合わせた限定醸造が提供される予定。まずは、京都産コシヒカリを使用した「kyoto 2017」が9月19日から販売される。今後は、京都産原料100%のビールにも挑戦していくとのこと。

定番6種類のビールを飲み比べできる、ペアリングセット(2300円)は、それぞれに合うおつまみがセット。おつまみを食べてからビールを飲むとその味の変化にびっくり
定番6種類のビールを飲み比べできる、ペアリングセット(2300円)は、それぞれに合うおつまみがセット。おつまみを食べてからビールを飲むとその味の変化にびっくり

また、独自で開発したビールサーバー「ビアインフューザー」では、ホップやフルーツなどを入れ、そこにビールを通すことで香りや風味を追加するカスタマイズビールも体験できる。錦市場に近い立地の築100年の町家をリノベーションし、天井に梁を見せた和の空間に、ビールの仕込み用スケルトンタンクやタップが輝く。

独自に開発された「ビアインフューザー」を使用して、ホップの香りや風味をプラスできる。東京ではパクチー風味も人気だそう

同社代表取締役・和田徹さんは「日本のビールをもっとワクワク楽しいものにしていきたい。そのためにこの場所を西の拠点に」と話す。イベントやワークショップも開催し、近隣のブルワリーやビアパブとの連携などクラフトビール発信の場としての今後も楽しみだ。

取材・文・写真/太田浩子

『スプリングバレーブルワリー京都』

2017年9月7日(木)オープン
住所:京都市中京区富小路通錦小路上ル高宮町587-2
時間:11:00〜23:00(フードLO22:00、ドリンクLO22:30)※無休
電話:075-231-4960

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