市村正親、夜の金閣寺で観客魅了

2017.9.10 07:00

優雅な舞を披露した、人間国宝の井上八千代(9日、金閣寺)

(写真3枚)

京都・奈良の寺社で、国内外のアーティストが共演する音楽イベント『音舞台』が、9月9日に「金閣寺」(京都市北区)で開催。俳優の市村正親や、人間国宝の井上八千代らが登場し、抽選で選ばれた200人の観客を魅了した。

1989年から古都の寺社で「東洋と西洋の出会い」をテーマに開催され、今回で30回目をむかえたこのイベント。虫の音が聞こえるなか、京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代が登場し、地歌『残月』に合わせ、切なさや愛情を感じる舞を披露。オーストラリア出身の歌手、サラ・オレインは白いドレス姿で『大いなる世界』を歌い上げた。

オーストラリア出身の、サラ・オレイン
オーストラリア出身の、サラ・オレイン

その後、和装で登場した市村が、ミュージカル『オペラの怪人』より「Music of the Night」、「Stars」「Sunrise,Sunset ありのままの私」をメドレーで披露し、観客は拍手を送った。市村は「金閣寺は言葉にならないくらいインパクトがあり、宝石のような、宝物のような、大切なもの、貴重なもの、という印象です」と話し、「(好きな言葉は)情熱です。内に秘めたパッション、僕の年齢にあう、にじみ出てくるような形でお客さんに情熱を届けたい」と意気込んでいた。この模様は、10月8日・深夜0時30分から毎日放送ほか全国ネットで放送される。

「僕自身いろいろな垣根を越えてきた人生だから、舞台という枠を飛び越えるくらいのものを届けたい」と話していた市村正親
「僕自身いろいろな垣根を越えてきた人生だから、舞台という枠を飛び越えるくらいのものを届けたい」と話していた市村正親

毎日放送『金閣寺音舞台』

放送:2017年10月8日(日)・深夜0時30分~1時24分

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