京都 平等院でSW狂言、監督も感動

2017.9.12 15:00

成功祈願イベントには、ライアン・ジョンソン監督のほか、カイロ・レン、ストームトルーパー、人気ドロイドのC−3POらも登場(12日・宇治市)

(写真3枚)

今冬公開予定のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の成功祈願が12日、京都の世界遺産「平等院」(京都府宇治市)でおこなわれ、スター・ウォーズ狂言と武人画屏風がお披露目された。

これまで多くの日本的要素を盛り込んできた「スター・ウォーズ」シリーズだけに、この日のイベントには最新作の監督と脚本を手掛けたライアン・ジョンソンも出席。「子どもの頃に大好きになったスター・ウォーズを通して黒澤明監督を好きになり、このような美しい日本文化に触れる機会をいただき大変光栄です」と興奮気味にコメントした。

大蔵流狂言師・茂山千三郎らによる「スター・ウォーズ狂言」(12日・宇治市)

また、同作の人気キャラクター・R2−D2、C−3POの誕生に大きく影響を与えた黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』に登場する百姓コンビ・太平と又七。その2人は多くの狂言に登場する太郎冠者と次郎冠者をもとに作られたと言われており、今回特別に、大蔵流狂言師・茂山千三郎らによる、太郎冠者と次郎冠者が登場する狂言『文荷(ふみにない)』をアレンジした「スター・ウォーズ狂言」も披露された。

宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之による『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風(12日・宇治市)

古来より伝わるお面とボイスチェンジャーを使用し、見事に映画の世界観を表現した「スター・ウォーズ狂言」。これにはライアン監督も、「素晴らしい狂言でした!姿勢やボディランゲージ、掛け合いなど、ドロイドはもちろん、さまざまなキャラクターへの影響を感じ、日本の文化と『スター・ウォーズ』との繋がりを改めて深く感じました」と感動。さらに披露された、宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之による『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風にも、「目を見張る美しさ」と酔いしれた。映画は12月15日に公開が予定されている

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

2017年12月15日(金)公開
監督:ライアン・ジョンソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本