生きものとアートの融合、ニフレルで開催

2017.9.15 08:00

『いろにふれる×カルノフスキー』赤・緑・青の照明で生きものが見え隠れ

(写真4枚)

海遊館プロデュースのミュージアム「NIFREL(ニフレル)」(大阪府吹田市)が開業2周年を記念して、国内外から集まった3組のアーティストとコラボしたイベント『生きものとアートにふれる展』を、9月14日から期間限定で開催中だ。

本展では、生きものたちの色や姿形を表現するための同館独自の空間展示(インスタレーション)に合わせて、アーティストたちがそれぞれの視点でアート作品を制作。「いろにふれる」のゾーンでは、イタリア・ミラノ出身のアーティストデュオ・カルノフスキーによる作品を展示し、室内全体を演出。全長約23mもの巨大なカーテンに赤・緑・青の3色で描かれた生きものたちが、照明の変化によって見え隠れするという、幻想的な空間となっている。

「すがたにふれる×小松宏誠+三好賢聖」テングハコフグもゆらゆら動く作品に興味津々!
『すがたにふれる×小松宏誠+三好賢聖』テングハコフグもゆらゆら動く作品に興味津々!

また「すがたにふれる」ゾーンでは、アーティストの小松宏誠氏、三好賢聖氏による、水中の泡の浮力によってゆらゆらと動く作品「PUWANTS(プワンツ)」などが登場。ヒゲハギ、テングハコフグなど生きものたちは、普段見慣れないアートに戸惑いつつも、興味津々でアートの周りを泳ぎ回って、なんだか楽しそう。

「すがたにふれる×小松宏誠」約500個のきらめくエイが天井から吊り下げられた作品「RAY」
『すがたにふれる×小松宏誠』約500個のきらめくエイが天井から吊り下げられた作品「RAY」

ほか、フラワーアートユニット・プランティカによる、花と植物をモチーフとした計200個もの色鮮やかな作品を天井から展示(「みずべにふれる」ゾーン)するなど、個性豊かなコラボレーションが実現。「生きものとアートの共存は、ニフレルならでは。生きものを通して、アートにも興味を持っていただけたら」と、広報担当の田井さん。写真撮影OK(フラッシュは禁止)。企画展は2018年3月4日まで開催される。

『みずべにふれる×プランティカ』太陽の光が差し込み、キラキラと反射する作品をじっと眺めるホワイトタイガー
『みずべにふれる×プランティカ』太陽の光が差し込み、キラキラと反射する作品をじっと眺めるホワイトタイガー

『生きものとアートにふれる展2017』

期間:2017年9月14日(木)〜2018年3月4日(日)
時間:10:00〜20:00(※最終⼊館は閉館の1時間前まで)
料金:入館料要 ※大人(16歳以上・高校生)1900円、小中学生1000円、幼児(3歳以上)600円
会場:ニフレル(吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内)
電話:0570-022060(ニフレルインフォメーション)

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