80年代のファンシー雑貨、宝塚に集結

2017.10.27 14:00

会場はすべて撮影OK。入り口にはフォトフロップスも用意されている

(写真14枚)

「ハローキティ」などサンリオキャラクターをはじめ、「うちのタマ知りませんか?」、そして手塚治虫の「ユニコ」など、1980年代のファンシーグッズを約1000点集めた展覧会『’80sガーリーコレクション〜”カワイイ”は時間(とき)を超える〜』が、10月27日から「手塚治虫記念館」(兵庫県宝塚市)でおこなわれる。

今回の企画展は、昭和ガーリーカルチャーを懐古・発信するブログ「昭和的ガーリー文化研究所」を運営する「ゆかしなもん」さんの協力を得て、彼女が保有するコレクションからセレクトした当時のグッズを展示。サンリオのシンボル的存在「ハローキティ」や、80年代ペンギンブームの立役者「タキシードサム」、クールなデザインの「レッツチャット」や「バイキンクン」、ティーン向け人気雑誌『Lemon』から生まれた「レモンヴィレッジ」・・・など、サンリオをはじめ、ソニー・クリエイティブプロダクツ、ミドリ(現・デザインフィル)といったさまざまな文具雑貨会社から発売されたアイテムがずらり。見ているだけで「これ持ってた!」など、懐かしく甘酸っぱい気持ちに。

1981年に誕生したミドリの「金太くん」や、1983年にソニー・クリエイティブプロダクツから発売された和猫のキャラ「うちのタマ知りませんか?」のグッズが並ぶ
1981年に誕生したミドリの「金太くん」や、1983年にソニー・クリエイティブプロダクツから発売された和猫のキャラ「うちのタマ知りませんか?」のグッズが並ぶ

文通のためのレターセットや、電話帳のインデックスカードといった、アナログな時代ならではのグッズも多数。女子の必需品だった缶ペンケースやポケットティッシュ、手鏡やクシなど、当時買い集めたであろう40〜50代の人々は懐かしく、また80年代カルチャーがリバイバルしている今、10〜20代の昭和を知らない世代も楽しめる内容になっている。ゆかしなもんさんは「カードを書いてマイカセットテープを作ったり、わざわざお友だちに手紙を渡してた女の子独特のカルチャーがあったということを、若い世代の方にちょっとでも知ってもらえたらうれしいですね」と話す。

ポケットティッシュやレターセットの展示を眺める、ゆかしなもんさん。オークションやリサイクルショップなどでコツコツと集めたという
ポケットティッシュやレターセットの展示を眺める、ゆかしなもんさん。オークションやリサイクルショップなどでコツコツと集めたという

手塚作品からは、手塚治虫のガーリーキャラクター「ユニコ」を展示。当時のグッズのほか、貴重な手塚治虫の直筆カラー原画6点が並ぶ。同館広報担当の矢野さんは「展示を見たあと気になった方は、館内のライブラリーでユニコを読むことができますので、この機会に触れていただけたら」とコメント。会場はすべて撮影OK。入館料は大人700円、中高生300円、小学生100円。期間は2018年2月20日まで(水曜、年末休)。

ダブルデッキラジカセ、キャラクターゴミ箱など、80年代の女子部屋を再現したコーナー
ダブルデッキラジカセ、キャラクターゴミ箱など、80年代の女子部屋を再現したコーナー

『’80sガーリーコレクション〜”カワイイ”は時間(とき)を超える〜』

期間:2017年10月27日(金)〜2018年2月20日(火)※毎週水曜、12/29〜31休(1/3は開館)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
会場:手塚治虫記念館
料金:大人700円、中高生300円、小学生100円
電話:0797-81-2970

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