疾走感ある舞台を、DRUM TAOの新作

2017.11.1 07:00

「ロックのリズムを和太鼓の音圧とミックスしたときにどんなグルーブが生まれるのかチャレンジした」という

(写真5枚)

公演世界に通用する和太鼓のエンタテインメントを目指すグループ・DRUM TAO(ドラム タオ)。彼らの新作舞台『ドラムロック 疾風』の全国ツアーが11月1日よりはじまる。

今や世界23カ国・500都市で公演をおこない、観客動員数700万人を数えるドラム タオ。座長の西亜里沙は、「『浮世夢幻打楽』シリーズを始めた頃(2008年)が一番の転換期だったと思う。その頃からブロードウェイを真剣に目指し始めた」と話す。

「海外のプロモーターさんから声がかかるようになったときに、『世界に通用するエンタテインメントとは?』といろんな課題をいただいた。幅広く色んなジャンルを勉強して、いろんなものを取り込んでチャレンジしていた」

左よりメンバーの麓大輔、西亜里沙、江良拓哉
左よりメンバーの麓大輔、西亜里沙、江良拓哉

そんな彼らだが、昨年ブロードウェイに進出し、全米で人気の深夜番組『ザ・レイトショー』にまで出演した。「それまではまったくチケットが売れなくて・・・。そんなすごい番組だとは知らなかったんですけど、とにかく出ようということになって。初日の前日、深夜12時くらいの放送だったんですけど、放送後は翌日までに(全6公演)ほぼ完売。すごい影響力だなと」と驚く。

大盛況のN.Y.公演を経て、「自信もついたんですけど、課題も沢山見つかった。まだまだ、海外のエンタテインメントのショーとして並んだかって言うと、まだそこまでは行っていない。そこを目指してやっていきたい」と決意を新たにする。

2012年からコシノジュンコが衣装デザインを担当
2012年からコシノジュンコが衣装デザインを担当

今回の公演について、メンバーの江良拓哉は、「疾風ってついてるんですけど、これもニューヨークのときに出た課題の1つなんですよ。そのときの舞台って、ショーの流れがちょっと緩やかなスピード。そこを疾走感を持って、あっという間に終わったねっていう舞台を作りたいって」と話す。

本ツアーは、富山を皮切りに全国を巡回。大阪公演は11月25日・26日に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)、京都公演は2018年1月10日に「ロームシアター京都」(京都市左京区)にて。チケットは各プレイガイドで発売中。

『ドラムロック 疾風』

日程:2017年11月25日(土)・26日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
料金:7800円

日程:2018年1月10日(水)
会場:ロームシアター京都 メインホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
料金:S席7500円、A席6500円

電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

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