神戸で人気の動かない鳥、壮行会を開催

2017.11.20 15:00

「動かない鳥」としても知られるハシビロコウ(写真はカシシ)

(写真2枚)

「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)で、怖カワイイと人気のハシビロコウ2羽が栃木・那須のグループ園に帰ることに。11月25日と26日に壮行会が開かれる。

ハシビロコウは、大きなくちばしと鋭い眼光が特徴の、体長約1.2メートルの鳥類。一見怖そうに見えるものの、角度によってとぼけた顔にも見え愛らしいと同園でも人気がある。ゆったりとした動きで、銅像のように動きを止めることもよくあるため、動かない鳥としても知られる。日本での飼育数は少なく、絶滅危惧種に選定されている希少な存在だ。

ハシビロコウはもともとアフリカの暑い地域に住むため、2014年に「那須どうぶつ王国」からあたたかい神戸に引っ越してきていた。来春、完全温室の新施設が那須にオープンすることに伴い、帰ることになったという。この度、その旅立つアサラト(オス)とカシシ(メス)に新施設でも活躍してほしいと、壮行会がおこなわれる。

2羽は新施設でも繁殖を目指す(写真はアサラト)

壮行会では、飼育スタッフによる謎の多い生態の説明のほか、スタッフしか知らない内容も含めたエピソードトークも予定。また、数量限定のオリジナルハシビロコウ缶バッジのプレゼントも。観覧は無料で各日12時から。なお、今後も同園では別の2羽のハシビロコウが出迎えてくれる。

文/太田浩子

『元気でね!アサラト・カシシ ハシビロコウ壮行会』

日時:2017年11月25日(土)・26日(日) 12:00〜
会場:神戸どうぶつ王国(神戸市中央区港島南町7-1-9)
料金:中学生以上1500円、小人800円
電話:078-302-8899

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