学生制作のイルミ、びわ湖で新たな試み

2017.12.1 08:00

雨と雲海のイメージでデザインされたゾーンを紹介する前中さん(右)

(写真2枚)

「びわ湖大津館」(滋賀県大津市)周辺で、12月1日よりスタートするライトアップ『光せせらぐ冬の庭』。同館が、地元の「成安造形大学」とのコラボレーションで制作する新たな試みにチャレンジした。

「プロジェクトが始まったのは今年の4月。最初はスペースと予算が決まってるだけでした」と話すのは同大学3年生の前中敦子さん。参加したのは学年も専攻もバラバラの学生6名だ。

「みんなそれぞれやりたいことがあって、テーマを決めるところから先生と3年生でまとめながら進めました。苦労したのは予算など限られたルールのなかで、設計をすると云うこと。学生のうちから現実を見ながら設計をおこなえたのはすごく大きくて、そんな機会を設けてくださって、すごく感謝しています」と話す。

さらさらとした川のせせらぎゾーン。エリアに合わせてさまざまな水の音が聞こえてくる
さらさらとした川のせせらぎゾーン。エリアに合わせてさまざまな水の音が聞こえてくる

会場は7つのゾーンに分かれ、水滴から雨、川、滝、湖、水中、雲海と『水』の循環をストーリー仕立てで展開。前中さんは「元々家族連れで楽しまれるイベントなので、お子さんに危なくないよう気をつけて設計しています。家族で楽しんでいただければ」とアピールした。点灯は17時〜20時半で、期間は2018年2月14日まで。入場は大人250円、小中学生・65歳以上100円。

『光せせらぐ冬の庭』

期間:2017年12月1日(金)〜2018年2月14日(水)※1月は1/1〜3および土日祝のみ
時間:17:00〜20:30
会場:イングリッシュガーデン、びわ湖大津館周辺(大津市柳が崎5-35)
料金:大人250円、小中学生・65歳以上100円
電話:077-511-4187

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