西国三十三所草創1300年、秘仏公開も

2017.12.17 10:00

第十五番札所 今熊野観音寺では空海作と伝わる秘仏を公開(写真は、ご本尊の御前立)

(写真2枚)

2018年に草創1300年を迎える、日本最古の巡礼所33寺院で構成される「西国三十三札所会」。そのなかの2寺院で年始から特別拝観がはじまる。

和歌山県、大阪府、奈良県、京都府、滋賀県、兵庫県、岐阜県にある33寺院を巡礼する「西国三十三札所会」。718年に観音菩薩が示したことにより草創したという伝説が残り、2020年までは、記念事業として歴史的な事業を展開している。そのひとつ「第十五番札所 今熊野観音寺」(京都市東山区)では、弘法大師・空海作と伝わる秘仏のご本尊「十一面観世観音菩薩」を1月から12月まで毎月18日に公開。特別拝観料200円。同日には、御宝印特別加持の初披露も(約30名、有料)。

第十二番札所 正法寺(岩間寺)。本堂と地蔵菩薩像の特別公開とともに、三十三観音堂(写真)も公開
第十二番札所 正法寺(岩間寺)。本堂と地蔵菩薩像の特別公開とともに、三十三観音堂(写真)も公開

また「第十二番札所 正法寺(岩間寺)」(滋賀県大津市)では本堂の特別拝観と、重要文化財である「地蔵菩薩像」を1月1日から1年間公開する。また境内の三十三観音堂も開扉し特別公開する。入山料500円。

西国三十三所草創1300年記念事業「新年の特別拝観」

第十二番札所 正法寺(岩間寺)の特別拝観
期間:2018年1月1日(月)〜12月31日(月)
時間:9:00〜16:30
住所:滋賀県大津市石山内畑町82
料金:入山料500円
電話:077-534-2412


第十五番札所 今熊野観音寺の特別拝観
期間:2018年1月18日(木)から以降12月まで毎月18日
時間:9:00〜17:00
住所:京都市東山区泉涌寺山内
料金:特別拝観料200円
電話:075-561-5511

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