京都・嵐山花灯路に「空飛ぶ金魚」出現

2017.12.16 16:00

長神の杜内にある池とバックに並ぶ森林に投影された金魚(15日・京都市内)

(写真3枚)

京都・嵐山(京都市右京区)の夜空に金魚が泳ぐプロジェクションマッピング『空飛ぶ金魚 on 京都・嵐山花灯路』が12月16日から2日間にわたって開催。それに先駆けて15日、投影テストがおこなわれ、嵐山の夜空に鮮やかな映像が投影された。

本イベントは「一般社団法人日本デジタル芸術文化創造機構」(以下:JDAS)が文化庁主催委託事業として京都市と協力して開催。平和と日本伝統文化の象徴でもある「金魚」をテーマにした「空飛ぶ金魚プロジェクト」となっている。

この日の投影テストでは、嵐山をバックに映し出された金魚たちが演奏家の横澤和也さんによる笛や三味線の音色とともに、ゆっくりと泳ぎだした。大きな金魚は種類も多く、描き出された模様もとても芸術的だ。

投影された金魚は、地球の回転軸と同じ速さで泳いでいるんだとか(15日・京都市内)

総合演出を手掛けた長谷川章さんは、「大自然という最高の舞台で描き出される金魚は日本の象徴。非常に完成度も高く感無量。ぜひ、ご覧になって、音色も楽しみ日本のスピリットを感じてほしい」と語る。

プロジェクトは今後、京都を皮切りに日本全国から海外を視野に展開。金魚をただ泳がせるだけでなく、縁日の金魚すくいのようなことができるアプリなども開発し、よりエンタテイメントを追求していくという。嵐山では12月16日・17日の17時から20時半の時間帯に見ることができる。

取材・文・写真/岡田由佳子

『空飛ぶ金魚 on 京都・嵐山花灯路』

日時:2017年12月16日(土)・17日(日)・17:00~20:30
会場:長神の杜(京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町)

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