平安神宮境内に商業施設、飲食など28店舗

2017.12.20 09:00

第1期では28店舗がオープンした「京都・時代祭館 十二十二(とにとに)」

(写真13枚)

「平安神宮」(京都市左京区)の境内に文化商業施設「京都・時代祭館 十二十二(とにとに)」が12月20日に誕生。京都のグルメやショッピングが楽しめる28店舗がオープンする。

『葵祭』『祗園祭』とともに、京都三大祭のひとつとして知られ、毎年10月22日に「平安神宮」で実施されている『時代祭』。その魅力をもっと広めるため、そして「この岡崎エリアを訪れる観光客は年々増えているのに、立ち寄れる商業施設がなかったんです」(京都平安振興財団)とのことからオープンに至ったという。

館内の天井には長さ約30メートルのスクリーンが吊され、時代祭の風俗行列の映像が投影されるなど、京都の歴史に触れることができる
館内の天井には長さ約30メートルのスクリーンが吊され、時代祭の風俗行列の映像が投影されるなど、京都の歴史に触れることができる

1階には、450年の歴史を持つ「上林春松本店」による日本茶カフェ「Salon de KANBAYASHI」や、祗園の鉄板料理「ステーキなか彦」監修の「平安カレー」、京の銘酒・神蔵の醸造元である「松井酒造」による日本酒スタンディングバー「神宮酒場」などイートイン可能な店舗のほか、舞妓さんをモチーフにしたどら焼き生地のパルフェやカラフルな生麩スイーツなど、京都らしいテイクアウト商品も充実し、観光の合間に気軽に立ち寄れそうだ。

かんざしをつけた舞妓さんに見立てた「KYOTO BEAUTY」のべっぴんパルフェ(750円・テイクアウト)
かんざしをつけた舞妓さんに見立てた「KYOTO BEAUTY」のべっぴんパルフェ(750円・テイクアウト)

ほか、京漬物の「大安」や和菓子の「鶴屋吉信」など京都の名産品が揃う土産物店、2階には外国人向けの免税店など、観光客にうれしいラインアップに。3月末には第2期として神器庫を改装した「蔵通り」、そして初夏にむかえるグランドオープンでは2階に秋元康プロデュースの劇場が幕を開ける予定。

「松井酒造」による日本酒スタンディングバーでは「その日搾った日本酒が飲めたり、蔵に近い直営店だからこそできる」と杜氏の松井成樹さん
「松井酒造」による日本酒スタンディングバーでは「その日搾った日本酒が飲めたり、蔵に近い直営店だからこそできる」と杜氏の松井成樹さん

【写真】ほか店舗のテイクアウトメニューや館内のようす

「京都・時代祭館 十二十二(とにとに)」

2017年12月20日(水)オープン
住所:京都市左京区岡崎西天王町97-2
営業:10:00〜18:00(年中無休)

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