映像の魔術師・大林宣彦、大阪で映画祭

2018.1.1 18:00

大林宣彦監督 © PSC/大林宣彦事務所

(写真2枚)

その類まれなる映像技術で映画界の既成概念を次々と打ち破ってきた映画監督・大林宣彦。その生誕80年を記念した映画祭が、大阪のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」(大阪市西区)で1月20日からスタートする。

この映画祭は、大林の生誕80周年のほか、作家・檀一雄の純文学を映画化した大林監督の最新作『花筐HANAGATAMI』の公開を記念しておこなわれるもの。大林といえば、自主映画、CM、商業映画と渡り歩いてきたが、そのすべてにおいて新たな道を切り開いてきた映像の魔術師。今回の特集上映では、大林監督の協力もあり、日本最大のスケールで開催されることに。

気になる上映作品は、1963年に自主で手掛けた初16ミリ作品『喰べた人』、日本映画に風穴をあけたメルヘンホラー『HOUSE/ハウス』(1977年)、80年代アイドル映画の幕開けを告げた『ねらわれた学園』(1981年)、「大林ワールド」を世に知らしめた『時をかける少女』(1983年)、全編デジタルで撮った反戦映画『この空の花-長岡花火物語』(2012年)など、全38作品。まさに大林監督の歴史を一挙におさらいできる内容だ。

『大林宣彦映画祭』のフライヤー

また、初日・13時50分からの『HOUSE/ハウス』上映後には、映画評論家・春岡勇二とミルクマン斉藤によるトークショーも実施。期間は3月2日まで。料金は前売1回券1200円、5回券5000円、フリーパス券20000円。

『大林宣彦映画祭』

期間:2018年1月20日(土)~3月2日(金)
時間:作品により異なる
会場:シネ・ヌーヴォ(大阪市西区九条1-20-24)
料金:前売1回券1200円、5回券5000円、フリーパス券20000円

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