まるで銀河鉄道、叡電の観光車両ひえい

2018.1.27 08:00

新観光用車両「ひえい」外観

(写真3枚)

京都の「叡山電鉄」(本社:京都市左京区)の新しい観光用車両「ひえい」。そのデビュー日が、3月21日に決定した。

京都中心部から八瀬、比叡山を経由し、坂本、びわ湖に至る観光ルート「山と水と光の廻廊<比叡山・びわ湖>」をさらに活性化させることを目的に誕生した「ひえい」。叡山本線(出町柳駅〜八瀬比叡山口駅間)での運行を予定しており、このデビュー日は、冬の期間に運休している叡山ケーブル・ロープウェイ、比叡山内シャトルバスなど、京都側から比叡山へ向かう交通機関が運行を再開する日となる。

外装デザイン
外装デザイン

「ひえい」の外装は、叡山電鉄の2つの終着点にある「比叡山」と「鞍馬山」の持つ神秘的な雰囲気や、時空を超えたダイナミズムといったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現。座席にはゆったりとしたバケットシートを採用。照明は、同社の車両では初めてLEDダウンライトを採用し、非日常感を演出しているという。

内装デザイン。一人ひとりの着席スペースを明確にしている
内装デザイン。一人ひとりの着席スペースを明確にしている

また、八瀬比叡山口駅側のドア付近には車いす・ベビーカースペースを1カ所設置するなどバリアフリーに対応。海外観光客が多いことから、車外の行先表示器は日本語のほか、英語、韓国語(ハングル)、中国語(簡体字)の4カ国語での表示も。「ひえい」は普通運賃で乗車可能(特別運賃は不要)で、火曜日を除く毎日、定期列車の一部として運行される。

叡山電鉄「ひえい」

2018年3月21日(祝・水)デビュー

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