清水寺の秘仏ほか11寺、春の特別拝観

2018.2.6 07:00

第十六番札所の「清水寺」(写真は国宝である本堂)

(写真2枚)

日本最古の巡礼所33寺院で構成される『西国三十三所札所会』の草創1300年を記念し、関西11寺院で『早春の特別拝観』が2〜3月におこなわれる。

大阪・和歌山・奈良・京都・和歌山・滋賀の名だたる寺院で、通常は非公開のご本尊、寺宝、内陣などが公開される特別拝観。なかでも注目を集めそうなのが、第十六番札所である「清水寺」(京都市東山区)の秘仏「大隨求菩薩(だいずいぐいぼさつ)」だ。

境内の1718年再建「随求堂(ずいぐどう)」。こちらに安置される「大隨求菩薩(だいずいぐいぼさつ)」は、「衆生の願い、求めに随って、叶えてくれる」という大功徳を持つ。清水寺のご本尊「十一面千手千眼観世音菩薩」は通常33年に1度公開だが、「大隨求菩薩」は秘仏とあり、基本的には公開されないため非常に貴重な機会だ。公開は3月2日から18日まで、特別拝観料100円(入山料別途)。

第二十二番札所「総持寺」では、亀の背に乗る珍しい姿の観音様を特別公開
第二十二番札所「総持寺」では、亀の背に乗る珍しい姿の観音様を特別公開

「総持寺」(大阪府茨木市)では、秘仏ご本尊「千手観世音菩薩像」(3/17・6/1〜30)、「長谷寺」(奈良県桜井市)では、通常立ち入り禁止の本堂(国宝)でご本尊「大観音尊像」(3/1〜31、4/1〜6/30)のほか、和歌山県「青岸渡寺」「金剛宝寺」「粉河寺」、大阪の「施福寺」「南法華寺」、滋賀県「石山寺」「三井寺」、京都府の「松尾寺」で特別拝観がおこなわれる。詳細は公式サイトにて。

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