京都で奇抜映画特集、「少女椿」の上映も

2018.3.2 19:00

ウィリアム・キャッスル(映画『ゾクッとティングラー! ウィリアム・キャッスルの興行師人生』より)

(写真3枚)

1950〜60年代にアメリカを席巻した「ギミックの帝王」こと、ウィリアム・キャッスル。その上映方式を再現したプログラムを含むイベント『「カナザワ映画祭2018」ギミック・シアター』が3月、「京都みなみ会館」(京都市南区)で開催される。

ウィリアム・キャッスルは、低予算映画を数多く手掛けつつ、ホラー映画のさまざまな宣伝キャンペーンを考案。客席にガイコツを投げ込んだり、観客に死亡保険をかけたり、さらには恐怖で退席した観客にはチケット代を返金したり(ただし臆病者コーナーで晒される)、その奇抜な手法はアメリカのキッズから絶大な支持を獲得。2014年には、雑誌『Paste』で「15人の偉大なB級映画の監督」のひとりにも選ばれた。

ウィリアム・キャッスル特集で上映される作品は、伝説のギミック「パーセプトゥ」を完全再現した『ティングラー』、観客投票陪審員システムで結末が変わる『ミスター・サルドニクス』、ウィリアム・キャッスルの生涯を追ったドキュメンタリー『ゾクッとティングラー! ウィリアム・キャッスルの興行師人生』など計5本。

ホラー・ミュージカル舞台劇を映画化した『ロッキー・ホラー・ショー』

また、そのほかのプログラムとして、なにが上映されるか分からない「覆面上映オールナイト90年代特集」、ホラー・ミュージカル舞台劇を映画化した『ロッキー・ホラー・ショー』、そして、桜吹雪や発煙筒、3面マルチスクリーンといった仕掛けに加え、その過激な内容から国内では封印されている伝説のアニメーション映画『地下幻燈劇画 少女椿』(今回の仕掛けはなにが飛び出すのか!)の上映も実施。

絵津久秋監督の伝説のアニメーション映画『地下幻燈劇画 少女椿』

料金は1回鑑賞券が前売1400円(当日1600円)、「覆面上映オールナイト」鑑賞券が前売3000円(当日3400円)。『地下幻燈劇画 少女椿』のみ1回鑑賞券・前売1800円、当日2000円。期間は3月20日から22日。

『「カナザワ映画祭2018」in 京都みなみ会館』

期間:2018年3月20日(火)〜22日(木)
会場:京都みなみ会館(京都市南区西九条東比永城町78)

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