京都で、雅な品格漂う茶道具と付属品展

2018.3.10 07:00

祥瑞共蓋水指 明時代・17世紀 泉屋博古館分館

(写真5枚)

大切な茶道具が受け継がれるときの、仕覆(しふく・道具を入れる袋)や箱書(はこがき)、極め(きわめ・中身の作品を鑑定し、間違いないものとした証明)や書簡などの付属品にスポットを当てた展覧会が、美術館「泉屋博古館」(京都市左京区)で開催されている。

王朝復興に基づく雅な文化が花開いた寛永期(1624〜1644)を中心とする茶道具とともに、そうした付属品を、また寛永文化の牽引役である後水尾天皇を主人公とした「二条城行幸図屏風」も展示。

三十六歌仙書画帖 伊勢(書) 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館

後水尾天皇の父、後陽成天皇ゆかりの唐物茶入、後水尾天皇の書跡、寛永文化の担い手となった小堀遠州の好んだ茶道具、松花堂昭乗の書画帖などからも、雅びな世界を堪能できる。料金は一般800円。前期展示は3月25日まで、後期は3月27日からとなる。

『付属品と楽しむ茶道具ー千宗旦から松平不昧まで、江戸時代の茶人の書とともに』

期間:2018年3月3日(土)〜5月6日(日)※月曜休(4/30開館、5/1、4/25休館)
時間:10:00〜17:00(入館は〜16:30)
会場:泉屋博古館(京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)
料金:一般800円、大高生600円、中学生350円(小学生以下無料)
電話:075-771-6411

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