神戸で、小磯&吉原・地元巨匠の回顧展

小磯良平《二人の少女》1946年 神戸市立小磯記念美術館蔵
20世紀の日本を代表する具象絵画の巨匠・小磯良平と、具体美術協会を率いて抽象絵画のパイオニアとなった吉原治良。同時代の神戸・阪神間で生まれた2人の巨匠を振りかえる展覧会が、3月24日から「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で始まります。
小磯良平(1903〜1988)は、1927年(昭和2)に東京美術学校を首席で卒業し、在学中に『帝展(帝国美術院展覧会)』で特選を受賞するなど、華々しいデビューを飾ります。その後も具象表現を追求し、1973年(昭和48)には迎賓館(東京・赤坂)の壁画を制作するなど、一貫して日本洋画壇の王道を歩み続けました。

一方、吉原治良(1905~1972)は家業の製油会社を経営しながら、ほぼ独学で絵画技法を習得しました。早くから海外の前衛芸術の動向に影響を受け、1954年(昭和29)には前衛芸術グループ「具体美術協会」を結成。その業績は海外で高く評価されています。
小磯は神戸市出身、吉原は大阪市出身で、生きた時代も同じですが、2人の生涯は対照的なまでに異なる軌跡を描いています。それでいてどちらも20世紀日本の美術を語るうえで欠かせない存在になりました。その背景に、当時国内で最もハイカラ(先進的)だった神戸・阪神間の文化環境があることは間違いないでしょう。同展では、小磯と吉原の代表作約160点と関連資料を時系列で配置して、2人の対照性と共通性を明らかにします。また、2人を生み出した神戸・阪神間の地域性についても考察します。
文/小吹隆文(美術ライター)
『小磯良平と吉原治良』展
期間:2018年3月24日(土)〜5月27日(日)月曜休(4/30開館、5/1休館)
時間:10:00~18:00(金・土曜~20:00)※入場は閉館の30分前まで
会場:兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
料金:一般1300円、大学生900円、70歳以上650円、高校生以下無料
電話:078-262-0901(代)
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