大阪で、黒田征太郎による長友啓典追悼展

2018.3.15 08:00

返却された作品が入っていたダンボールにも、長友啓典さんの絵が描かれていた

(写真4枚)

イラストレーター・黒田征太郎さんのアトリエ兼ギャラリーとなる「描場(かきば)」(大阪市中央区)で、昨年逝去したグラフィックデザイナーの長友啓典さんとともに作った作品展が、4月8日までおこなわれている。

「K2(ケイツー)」という事務所を立ち上げて40年以上、酒場で飲み語り、ともに仕事をしてきた運命共同体だった2人の作品。FM802開局時のポスターやステッカー、「サンデー毎日」ほか雑誌の表紙、イベントのフライヤーなどが、黒田さんの手により、ざっくばらんに展示されている。

展覧会会場となっているギャラリーでも日々、絵を描く黒田征太郞さん

その作品の間に、黒田さんから長友さんへの手紙とも言える手描きのメッセージがはさまれ、2人が初めて出会ったときのことや、印象深かった出来事などが語られていて、追悼展でもあるのに、思わずクスッとさせられる。それに拍車をかけているのが、黒田さんによる長友さんの似顔絵だ。いろんな表情の長友さんが相当な数、会場のあちこちに登場されており、こちらにも注目。型にはまらないイラストレーターとして有名な黒田さんらしい、ギャラリー空間もユニークだ。

『長友啓典と黒田征太郞が面白がって造った広告物展』

期間:2018年3月3日(土)〜4月8日(日)
時間:11:00〜20:00 ※火・水曜休
会場:黒田征太郎「KAKIBA」(大阪市中央区西心斎橋1-6-14 ビッグステップB2)
電話:06-6125-5549

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