天王寺ミオ、改装で幅広い利用客目指す

2018.3.15 19:00

「ミオプラザ館」のM2階に位置する食のフロア「ミオえきッチン」

(写真7枚)

1995年にJR天王寺駅構内にオープンした商業施設「天王寺ミオ」(大阪市天王寺区)が、昨年から進行していたリニューアルを3月16日に完了。新しいフードフロア『ミオえきッチン』と、エリア初の『ニトリEXPRESS』がオープンする。

開業時は若い女性をターゲットとした店舗がそろっていたが、今回を機に幅広い年齢層へとシフト。営業開発部部長の臺川恵美子さんは、「『あべのキューズモール』『あべのハルカス』など新しい商業施設が周辺に登場し、ネット消費も拡大・・・と、施設を取り巻く環境が大きく変化しています。そこで、駅真上という立地を生かした展開を目指しました」と説明。

「ミオえきッチン」のイートインスペースは100席。ソファ、テーブル、カウンターなど利用客が席を選べるスタイルに
「ミオえきッチン」のイートインスペースは100席。ソファ、テーブル、カウンターなど利用客が席を選べるスタイルに

新しく登場した『ミオえきッチン』は6軒を擁し、食材や総菜、スイーツなどを販売。約100席のイートインスペースもあり、フードコートスタイルで楽しむことができる。ランチ、カフェ遣いはもちろん、お酒も販売しているため、夜のちょい飲みも可。スーパー「三杉屋」が展開する新業態デリカ&グロッサリー「MISUGIYA+」では、お弁当やサンドイッチのほか、焼き鳥が1本から購入できたり、100円のコーヒーもあり、重宝されそうだ。

総菜やお弁当、アルコールなども並ぶ「MISUGIYA+」
総菜やお弁当、アルコールなども並ぶ「MISUGIYA+」

「梅田、難波に次ぐターミナル駅でもある天王寺は、1日約72万人が利用しています。周辺にはタワーマンションも増えて、ほかのエリアに比べて駅周辺に住んでいる人が大変多い。そこで、スピーディーに提供できるメニューを用意し、さまざまな需要に対応できる場所をめざしました」と臺川さん。

また、1日にオープンした「インテリアゾーン」はすでに好調なスタートを切っているそうで、平日の男性客やファミリー層も増加中とのこと。17日にオープンする『ニトリEXPRESS』では、日常生活に必要なキッチン用品、寝具などが並び、さらなる新規の利用客を見込む。

【ミオプラザ館の出店店舗】5階・ニトリ EXPRESS、M2階・ミオえきッチン[MISUGIYA+(和洋酒・デリカ・グロッサリー) 、アローツリー(ケーキ・フルーツ)、久世福商店(和食材)、元蔵(いなり寿司・うどん・日本酒)、ゴンチャ(台湾ティー)、ナナズグリーンティー(和カフェ)]

「天王寺ミオ」

2018年3月16日(金)リニューアルオープン
住所:大阪市天王寺区悲田院町10-39
営業:フロアによって異なる
電話:06-6770-1000(本館)、06-6779-1551(プラザ館)

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