坂口健太郎、初主演も「僕でいられたら」

2018.3.27 07:00
(写真6枚)

2017年はドラマ『東京タラレバ娘』『ごめん、愛してる』や映画『君と100回目の恋』など、どんな役にも染まる俳優として引っ張りだこだった坂口健太郎。4月スタートの連続ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(カンテレ・フジテレビ系)でついにドラマ初主演を果たす。

2014年に俳優としてデビューし、4年目で初のドラマ主演を務めることとなった坂口。「主演というのは僕にとって1つの大きい目標でもありましたし、今が本当に主演をやらせていただくタイミングだったんだなと。出合うべき作品と出合えて、あとは役と向き合って、役のことをやるだけです。きっと三枝健人という役はキツイ役でもあると思うんですけど、楽しんでやれたらいいなと思いますね」と、意気込む。

「あまり気負いはしていない」と話す坂口健太郎
初座長に「あまり気負いはしていない」と話す坂口健太郎

原作は、韓国のゴールデン・グローブ賞と言われる『第52回百想芸術大賞』などを受賞したヒューマンサスペンスの傑作ドラマ。現在と過去の刑事が1台の無線機でつながり、互いに協力しながら未解決事件を解き明かしていく、ファンタジックな設定ながら緻密な構成で話題となった作品で、坂口は、過去に深い傷を負った刑事・三枝健人を演じる。

「健人は怒りや憎しみ、苦しみが自分の行動力の起点となっているので、僕とは全然違うんです。なので、最初、共通点が見つからなかったんですよ。なんでこんなセリフを言うんだろうとか、いろいろすり合わせる時間が必要だったんですけど、今はなんとなくわかるような気がしてて。なんでわかるようになったのかはわからないんですけど、なんて言うか、そのエネルギーの色は違うけど、それを発散する方向性とか沸点はすごく近いというか・・・」と、クランクインしてから自身の役に対する感じ方が変わったとも。

ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』劇中カット (C)カンテレ
ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』劇中カット (C)カンテレ

北村一輝、吉瀬美智子、渡部篤郎らベテラン俳優たちが脇を固める本作。現場の雰囲気はというと「良い感じです。全員がこの作品に対してすごく熱量が強いし、監督、助監督さんとお話させていただいて、すごく密にやっているところはありますね。(坂口演じる)健人のセリフ、行動ひとつとっても、すり合わせの時間をちゃんと持ってくれるというか。役をやる身としてはすごくありがたいです」と、風通しの良い現場で役と向き合っているという。

「今までいただいていた役とは全く違うエネルギーで、健人は動いている」と分析する
「今までいただいていた役とは全く違うエネルギーで、健人は動いている」と分析

主演を務めるにあたり、座長としてのプレッシャーはあまりないと話す。「いろんな映画やドラマでその現場ごとに座長を見てきましたが、本当にその方々でいろんな立ち方をされるなって思っていて。なので、僕なりの正解が見つかればいいなと思うし、そんな気負いはしてないかもしれないですね。自分が1番力を抜いて、僕でいられたらいいかなって思いますね」。

最後に第1話に向け、「最初は頭のなかにハテナを持って、一緒に健人と悩んで観てほしい。ドキドキして、呼吸を忘れるドラマにしたいなって思います」とアピールした坂口。放送は4月10日から毎週火曜午後9時から(初回は15分拡大)。

写真/木村正史

カンテレ『シグナル』

放送:2018年4月10日(火)・21:00スタート(初回15分拡大)

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