神戸で、40年を辿るガラスの仮面展

2018.4.1 12:00

天才少女・北島マヤと、宿命のライバル・姫川亜弓

(写真3枚)

累計発行部数5000万部を超える、演劇漫画の金字塔『ガラスの仮面』。300点以上もの原画や貴重な資料と共に連載40周年を振り返る展覧会が、4月27日から「そごう神戸店」(神戸市中央区)で開催される。

幻の名作「紅天女」の主役をめぐって、激しく熱い戦いを繰り広げる天才少女・北島マヤと、宿命のライバル・姫川亜弓をめぐる物語。ときに過酷な特訓で2人を導く伝説の大女優・月影千草、紫のバラを贈り続けることでマヤを陰から励まし続ける「紫のバラの人」大都芸能社長の速水真澄など、魅力的なキャラクターばかり。ラストシーンは20年以上前から決まっているというが、連載は長期にわたって休止中で、未だ完結する気配もなく、ファンはヤキモキ・・・。

連載第1回の記念すべき冒頭シーン ⒸMiuchi Suzue
連載第1回の記念すべき冒頭シーン ⒸMiuchi Suzue

本展では1976年に連載を開始した当初の貴重な漫画原画やカラーイラスト、モノクロ原稿で名シーンを振り返ることができる。マヤの女優としての成長を改めて見ていくと、見守り続けたファンとしては、感慨深い気持ちになるはず。また、悲しみ、怒りなどキャラクターの感情が強くゆすぶられるシーンで多用される白目で魅せるテクニックなど、美内すずえならではの魅せ方の技法に迫るコーナーなどもあり興味深い。

左から時計回りに、泥まんじゅうクランチチョコ648円、アイマスク(北島マヤ)1080円、マスキングテープ291円〜
左から時計回りに、泥まんじゅうクランチチョコ648円、アイマスク(北島マヤ)1080円、マスキングテープ291円〜

展覧会だけのオリジナルグッズも充実し、「紅天女」の試演会場を想定して作られた手ぬぐいや梅こぶ茶、マヤが劇中で食べた泥饅頭を模したクランチチョコなど、くすっと笑えるひねりの利いたアイテムばかり。期間は5月6日まで、料金は一般900円。

【2018/4/27】美内すずえ先生が、神戸会場に来場。今後の展開についてトーク

文/西村円香

連載40周年記念『ガラスの仮面展』

期間:2018年4月27日(金)~5月6日(日)
時間:10:00〜20:00(5月6日は18:00まで、入館は各30分前まで)
会場:そごう神戸店 本館9階催事場
料金:一般900円、大高生700円、中小生500円
電話:078-221-4181

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