横山だいすけ「子どもたちと一緒が幸せ」

2018.4.8 07:00
(写真6枚)

NHK『おかあさんといっしょ』で歴代最長の9年間にわたりうたのおにいさんを務めた、横山だいすけ。2017年の春に同番組を卒業後もタレントとしてテレビや舞台などで活躍する彼が、自身初のイベント『横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール』を4月14日・15日に開催する。だいすけおにいさんにその意気込みを訊いた。

「犯罪者の役は一生やらないと思う(笑)」(横山だいすけ)

──タレント活動を始められて、うたのおにいさんとの違いってどう感じられてますか?

現場の空気感が全然違うので、ホントに毎日自分のなかでは戦いという感じですね。今までは子どもたちのしゃべってる表情とか笑ってる表情が作り物ではなく、ありのままそこにいるっていうのを、テレビの向こうに届けられたらと、その空気感を楽しんでいたんですけど。バラエティ番組になると子どもが全くいないので(笑)。

──相手は大人ですからね(笑)

そのなかでだいすけおにいさんとしてどんなことを言えばいいのかな、どうやったらこの番組のなかでちゃんと自分でいられるんだろうって・・・。「今日もおもしろいこと言えなかったな(苦笑)」みたいな、自分におもしろいことを求められてるわけじゃないと思うんですけど、そんな感覚になってしまったりして、全然違います。

──歌を歌うという音楽への関わり方には変化ありましたか?

いろんな現場で声をかけていただき、子どもだけじゃなく、親御さんも含めたくさんの人が見てくれていたんだなってあらためて感じていて、今では子どもを中心とする広い世代の人に歌を届けたいなっていうのが、大きく変わったことかなと思いますね。

いつまでも変わらない、だいすけおにいさんこと横山だいすけ
いつまでも変わらない、だいすけおにいさんこと横山だいすけ

──だいすけおにいさんって、ひょうきんだったり、表情も笑顔いっぱいのイメージですが、キャラクターとしては崩さずにいくんですか?

例えば、ネガティブなエネルギーを発信して、いままで観てくれていた人たちが「えっ!」って思ってしまうよりかは、こんなこともできるよ、ってプラスのものを表現していけたら良い。またそれが、今まで知らなかった人にも、元気とか楽しさを届けられる存在でありたい、と今は思っていますね。

──今は俳優業もされてますけども、役者となるとちょっと変わってきますよね。

そうですね。それが自分のなかで、どこが正解なのかなっていうのは探り始めたばかりなので。たとえば、犯罪者の役は一生やらないだろうなと思いますけど(笑)。

──ですよね。オファーがあったとしても受けない?

そうですね。等身大のものであったりとか。人間模様が出る役もその辺はすごく気をつけたいと思いますね。やっぱり今まで9年間見てくれた人たちに「え、そうなんだ」って思われる節があるものはやりたくないなって。それはたぶん、教育的な要素も大事にしたいなっていうのがあるからかもしれませんね。

──教育的っていうのは?

それをやることで俳優としての枠が広がるって事はあるかもしれないですけど、親御さんが子どもを育てるときに見せたくないな、って思う表現のあるものは、僕はやらないんじゃないかな。それは僕が子どもが好きで、音楽が好きで、それをずっと真ん中においてやっていきたいと思う生き方。その信念をずっと貫いていきたいなという思いですね。

『横山だいすけ ファミリーライブ 2018 in 大阪城ホール』

日程:2018年4月14日(土)・15日(日)
時間:11:00〜/15:00〜
会場:大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3-3-1)
料金:スタンド席3500円、ほか
電話:0570-200-888

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