非公開のディズニー所蔵品、大阪に上陸

2018.4.11 19:00

今年、スクリーンデビュー90周年を迎えるミッキーマウスにまつわるアートやグッズから、ミッキーの進化がうかがえる (C)Disney

(写真12枚)

『美女と野獣』『パイレーツ・オブ・カリビアン』など映画で使用された衣裳や、日本初公開を含む貴重な資料など、ウォルト・ディズニーに関する数々のコレクションを集めた展覧会『ウォルト・ディズニー・アーカイブス展 ~ミッキーマウスから続く、未来への物語~』が、大阪でスタート。4月11日から「大丸ミュージアム<梅田>」(大阪市北区)で開催されている。

ウォルト・ディズニーとウォルト・ディズニー・カンパニーに関する史料を収集・保存するアメリカの「ウォルト・ディズニー・アーカイブス」は、普段一般公開されておらず、ファンにとっては夢の宝庫。今回、そのなかに入ったかのような体験ができる日本初の展覧会が企画された。数千点におよぶコスチュームや小道具、400万点の写真資料といった、アーカイブスに保存されている膨大なコレクションから厳選し、約420点のアイテムがずらりと展示される。

本邦初公開のスクラップブックを間近で見ることができるのは、とても貴重だという
本邦初公開のスクラップブックを間近で見ることができるのは、とても貴重だという (C)Disney

なかでも初公開となる、ミッキーマウスに関する記事やアートワークが収められている「スクラップブック」は、今展の目玉のひとつ。1954年に放送されたテレビ番組で、ウォルト・ディズニー本人が「全ては1匹のネズミから始まった」と話すシーンに登場しており、同アーカイブスのキュレーターであるロバート・マックスハイマー氏も「非常に重要なもの」と話す、歴史的価値のある一品だ。

『美女と野獣』は衣装のほか、ルミエール、コグスワース、ポット夫人といった個性豊かなキャラクターたちの撮影に使用されたモデルの展示も
『美女と野獣』は衣装のほか、ルミエール、コグスワース、ポット夫人といった個性豊かなキャラクターたちの撮影に使用されたモデルの展示も (C)Disney

ほか、『美女と野獣』(2017年)での、ベルと野獣のダンスシーンの衣裳や、ジョニー・デップがこだわりぬいたという『パイレーツ・オブ・カリビアン』『アリス・イン・ワンダーランド』の衣裳や小道具などが並ぶ、圧巻のコーナーは写真撮影OKなので、ファンは必見。

「ウォルト・ディズニー・アーカイブスが一体何をやっているのか、知ってもらえる良い機会」と話すキュレーターのロバート・マックスハイマー氏
「ウォルト・ディズニー・アーカイブスが一体何をやっているのか、知ってもらえる良い機会」と話すキュレーターのロバート・マックスハイマー氏 (C)Disney

「私たちの仕事は会社の歴史を保存していくことですが、非常に重要なことで誇りに思っている。実際に作業している部屋や、どういうコレクションがあるのかを見ていただいて、愛情を持って手掛けていることを日本の方々にも知っていただきたい」と、ロバート・マックスハイマー氏。期間は5月14日まで、入場料は一般1500円。今夏には東京に巡回する。


(C)Disney

『ウォルト・ディズニー・アーカイブス展』

期間:2018年4月11日(水)〜5月14日(月)
時間:10:00〜19:30(20:00閉場、最終日は16:30まで)
会場:大丸梅田店15階 大丸ミュージアム<梅田>
料金:一般1500円、高校・大学生1200円、中学生から3歳まで800円、2歳以下無料
電話:06-6343-1231(大丸梅田店)

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