堺で春季特別公開、文化財巡りで賑わう

2018.4.12 19:00

土日限定で公開された「明治天皇玉座記念館」(「熊野小学校」敷地内)に保管されている明治天皇が座った玉座

(写真3枚)

普段見ることのできない文化財を観覧できる『春季堺文化財特別公開』が大阪・堺市内で開催され(4月5〜8日)、地図を片手に多くの人が堺の文化財を巡った。

茶人・千利休や歌人・与謝野晶子の故郷でもある堺は、町の至る所に石柱や標識などがあり、歴史的文化遺産に富む観光スポット。イベントでは町を散策しながら名所巡りが楽しめたほか、全7コースの無料ミニガイドツアーもおこなわれ、パンフレットに記載されていない歴史を知ることができるとあって人気を集めた。

デザインと施工技術の高さから国の登録文化財となっている「旧天王貯水池」

今回、特別公開された国の登録有形文化財「旧天王貯水池」(堺市堺区)では、丘にポツンとある赤レンガの入り口から内部に入ることができ、その貯水構造を間近で観覧。その外観と内部のギャップに、訪れた人たちも興奮した様子だった。

両サイドに広大な貯水空間が広がっている「旧天王貯水池」

ツアーによっては酒造りを見学できるコースや、和菓子屋巡りなどいろいろなパターンのコースが設定され参加者たちは堺を存分に楽しんでいたようだ。同イベントは毎年、春と秋に開催。次回開催は秋季で、後日発表されるという。

取材・文・写真/岡田由佳子

『春季堺文化財特別公開』

電話:072-233-5258(公益社団法人 堺観光コンベンション協会)

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