ABCお笑いGP、初の東京勢が優勝

2018.7.9 22:00

左から藤田崇之、崎山祐。ファイナルステージでは、東京ホテイソン、蛙亭らとネタを競った

(写真2枚)

7月8日に開催された『第39回ABCお笑いグランプリ』(朝日放送)で、お笑い芸人ファイヤーサンダーが優勝。事務所「ワタナベエンターテインメント」(本社:東京都渋谷区)所属、また東京勢としてチャンピオンになったのは初めてだ。

全国から570組がエントリーし、決勝12組に残った8組はゆりやんレトリィバァ、濱田祐太郎、さや香らと、ほとんど「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」所属。実はファイヤーサンダーの2人もNSC(よしもと総合芸能学院)34期生、また藤田崇之は大阪府茨木市出身、崎山祐は和歌山県日高町の出身で一時はさや香の新山とコンビを組んでいたこともあり、関西とは縁が深い。

しかし、大阪のコント師は大阪で売れて、東京で売れなければいけないという背景を踏まえ、その過程を省略するために2014年に上京し、フリーを経て現在の事務所に所属。「『ABCお笑いグランプリ』はずっと見ていた大会なので、そこで優勝できたのは本当にうれしいです。僕の母方のいとこが『さらば青春の光』の東ブクロなんです。いとこはメチャクチャ暗くて高校デビュー。だから、いとこがイケるんなら、俺もイケるなって。彼らは2位だったので、いとこに自慢してやろうと・・・」と、芸人になったきっかけを披露した藤田。

賞金の100万円は「両親にあげるのと、パソコンを買う。あとは貯金」、藤田は「ガソリンスタンドの46歳の先輩に吉野家の牛丼をおごろうと思ってます」
賞金の100万円は「両親にあげるのと、パソコンを買う。あとは貯金」、藤田は「ガソリンスタンドの46歳の先輩に吉野家の牛丼をおごろうと思ってます」

台本をすべて手掛ける崎山は、「さや香の新山が去年、先にMー1の決勝に行って、その時はすごい悔しったんで、そういう意味でもうれしいです。ワタナベエンターテインメントで、大きな賞レースで優勝したのは僕らが初めて。途中から拾ってくれて、恩返しできてうれしいです」と、相方と一緒に喜びを噛みしめ合った。

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