京都の南座、紋章のような新ロゴに

2018.7.26 13:00

南座の内装に用いられている深紅色をシンボルカラーに、読みやすい欧文と組み合わせた新しいロゴ

(写真3枚)

耐震補強工事のため2年前から休館している「京都四條南座」(通称:南座/京都市東山区)。2018年11月のリニューアルオープンを前に、同劇場の新しいロゴタイプが決定した。

歌舞伎発祥の地で、江戸時代初期より400年にわたり歴史と伝統を受け継いできた同劇場。新しいロゴは、「南」という文字を明快に削ぎ落とした造形に、「南座の外観」を連想させる形を融合したシンボルマークとなっている。

デザインは、長野冬季五輪の開・閉会式プログラムや愛知万博、無印良品などのアートディレクションを手掛けてきたグラフィックデザイナー・原研哉氏。今後は、『京と。』というフレーズと組み合わせての使用も想定し、「京都とともに歩んできた来歴と、これからも京都とともに歴史を重ねていく南座の姿勢を端的に示すものです。歌舞伎は象徴と凝縮の美学であると考え、紋章のような、目をひく強い造形としています」と説明する。

歴史と伝統を受け継ぎ新たに甦る「京都南座」の場内(イメージ)

新しくなった「京都四條南座」における11月最初の公演は『吉例顔見世興行』で、二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎の親子3代襲名披露がおこなわれる。

「京都四條南座」

住所:京都市東山区四条通大和大路西入る中之町198

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