初代・黄金の顔も、当時を感じる太陽の塔展

2018.8.5 08:00

初代《黄金の顔》-2 1970年 岡本太郎記念財団蔵

(写真3枚)

48年ぶりに今年3月から一般公開がスタートした岡本太郎の代表作の一つである「太陽の塔」。1970年の万博当時の姿、また、岡本の想いに迫る企画展が、「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で9月15日から開催される。

構想段階から完成まで、そして再生事業について紹介する同展。今の太陽の塔では見ることができない、当時の姿とともに、関連する絵画や彫刻、そして原型まで、音響や映像とともにまとめて紹介される。

地下展示全体模型 岡本太郎記念財団蔵
地下展示全体模型 岡本太郎記念財団蔵

現在、塔の頂部にあるのはステンレス製の2代目「黄金の顔」なのだが、今回は鉄製の初代となる約11mの「黄金の顔」を展示。解体保管されていたパーツを展示室内で再構成し、間近で観ることができるまたとない機会だ。

ほかにも、太陽の塔の原型を造る岡本太郎をリアルサイズで再現したり、1964年に語った「芸術は呪術である」という言葉を裏付けるアート作品、また、未完で遺した絶筆の《雷人》も展示。『太陽の塔』展は、11月4日まで開催。料金は一般1200円。

『太陽の塔』展

期間:2018年9月15日(土)〜11月4日(日)
時間:10:00〜20:00(月・土・日・祝は〜18:00)※共に入館は30分前
会場:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
料金:一般1200円、大学・高校生800円、中学・小学生500円(前売りは200円引き)
電話:06-4399-9050

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本