小学生が政策発表?奈良で1日こども知事

2018.8.6 14:00

荒井正吾奈良県知事と記念撮影する「1日こども知事」たち。奈良県のマスコットキャラクターせんとくんも駆けつけた(3日・奈良県庁)

(写真3枚)

小学生が知事の仕事について学ぶ『1日こども知事』が3日、「奈良県庁」(奈良県奈良市)で開催。小学校5〜6年生の児童10名が、各室執務体験や記者会見など知事の仕事を体験した。

『1日こども知事』は毎年、小学校の夏休み期間に開催。県庁などでおこなっている公の仕事に興味を持っている児童や、県知事や市町村長に将来なってみたいと思っている子どもたちに奈良県政に興味を持ってもらい、奈良に愛着を深めてもらうことが目的。今回参加したのは、応募総数126人から選ばれた10人の児童だ。

災害対策本部の視察、災害時に知事と市町村長等が連絡を取り合うために設置された、テレビ会議を体験(3日・奈良県庁)

この日のプログラムは、実際に議会がおこなわれている議会本会議場で知事の就任挨拶をしたり、奈良の食材を使ったお弁当の昼食、防災統括室での執務体験、奈良の木ブランド課での奈良の木を用いた木工体験と、盛りだくさん。なかでも、模擬記者会見では知事になってしたいことを発表。それに対し、現役の記者たちが質問するというプログラムもおこなわれた。

模擬記者会見でハキハキと受け答えする岡本哩空くん。現在、学級委員でみんなのことを考えるのが楽しいんだとか(3日・奈良県庁)

今回参加した岡本哩空(おかもと・りく)くんは、「奈良県の魅力を知ってもらう奈良観光名所周遊ツアーで現在、奈良北部に集中している旅行ツアーに吉野など南部の魅力も盛り込んだ新しいツアーを企画して定期的に開催したい」と、公務員も顔負けのプランを発表。記者から、「知事にとって必ず盛り込みたい名所はどこですか?」と質問されると、「歴史が好きなので剣術発祥の地、柳生宗厳の剣豪の里です」と応え、記者たちを感心させた。

取材・文・写真/岡田由佳子 写真/奈良県提供

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