ファミリアが神戸で目指す、新たな店の形

2018.9.5 20:40

名和晃平率いるSANDWICHが、店舗デザインを監修

(写真5枚)

ベビー・子ども服専門店「ファミリア」が、旧居留地エリアに神戸本店を９月８日に開店。５日に内覧会がおこわれ、ネット社会だからこその新たな店のスタイル、レストランなどの新業態にも挑戦することを発表した。

１９５０年に４人の母親により、子どものための洋服作りを目指し神戸で創業。５０年以上も元町商店街で「神戸元町本店」を構えていたが、２０１８年８月２６日に閉店して、同店をオープンすることに。代表取締役の岡崎忠彦さんは、「歴史と未来、どちらを取るのかは悩みました。今となれば子ども服の老舗というイメージを抱いていただいていますが、もともとはママ友によるベンチャー企業。今後は『子どもの可能性をクリエイトする』をテーマに、衣食住の総合提案型施設としていきたい」と、移転に込めた思いを明かす。

そのため、今回の店舗では、初のレストランとカフェ、クリニック、リラクゼーション施設、母親と子どもに向けてのワークショップなどに注目が集まる。その背景には、「近年、オンラインでのお客さまが増加しており、今後もその傾向は続くと思う。だからこそ、デジタルとともにアナログに力を入れたい。いかに店に来ていただいて、体感していくか、どう発信していくかが大事」と、ネット時代だからこその店作りを目指したという。