17年ぶり大阪モノレール新型車、登場

2018.9.20 05:00

大阪モノレールの新型車両3000系

(写真8枚)

「大阪高速鉄道」(大阪府吹田市)が運行する「大阪モノレール」に、17年ぶりの新型車両「3000系」が導入される。9月18日のメディア向けお披露目会では、鉄道好きで知られるタレントの斉藤雪乃も、大阪モノレールの制服を着用して参加した。

同車両は、快適さと楽しさなどをキーワードに、約2年半の議論を重ねて完成した。大阪高速鉄道の吉村庄平代表取締役社長は「平成2年の開業以来、営業運転している1000系と、平成13年に導入した2000系は、見た目に大きな違いがなく、本格的なリニューアルは今回が初めてになります。全社員の想いを乗せて作り上げました。これからの大阪モノレールの主力となる新型車両です」と自信を見せた。

「大阪モノレールは眺めがいいので、大きな窓からの景色も楽しみです」と話す斉藤雪乃さん

車両フェイスは、コーポレートカラーのマリンブルーと、アクセントにパープルを使い、丸みをおびたデザイン。車内は、幅の広い48センチの個別シートでゆったりと座れ、空気清浄機「ナノイー」の搭載や、眺望を楽しめる大きな紫外線カットガラス窓など、細部に気遣いも。さらに運転席の後ろには「キッズスペース」があり、子どもが特等席で、高い位置を走る車両からの眺めを楽しめる仕掛けが用意されている。

トークセッションで斉藤は、「今までの車両にあった運転席の後ろのボックス席も、ちゃんと残っていてうれしいなと思いました。愛のつまった新型車両なので楽しみですし、お披露目を心からお祝いしたいと思います」と笑顔で話した。運行は10月21日より開始される。

取材・文・写真/太田浩子

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