大阪のベイエリアで、巨大アートの作品展

2018.9.27 07:00

ヤノベケンジ「ジャイアント・トらやん」2005年、「ラッキードラゴン」2009年、「サン・チャイルド」2011年

(写真6枚)

大阪のベイエリア・北加賀屋の「MASK」(大阪市住之江区)で10月6日から3日間、巨大アートの作品展『Open Storage 2018─思考する収蔵庫─』がおこなわれます。

会場は、広さ約1000平方メートル、高さ約9メートルの鋼材加工工場・倉庫を改修したスペースで、「おおさか創造千島財団」により、2012年に始動しました。その目的は、アーティストが大型作品を制作する場所や、展示終了後の保管場所を確保すること、再展示を可能にすること、これらを通じて大阪の芸術文化環境の向上に寄与することです。

やなぎみわ『ステージトレーラー「花鳥虹」』2014年

2014年以降、ヤノベケンジをはじめ、宇治野宗輝、金氏徹平、久保田弘成、名和晃平、やなぎみわら6作家が大型作品を保管し、年に1回一般公開をおこなってきました。また、2015年から2017年にはアーティストの滞在制作+展示もおこない、「創造する収蔵庫」として機能を拡大しました。

開館5周年を記念した今年の一般公開では、6作家の作品展示だけでなく、元倉庫や元校舎をアートスペースに転用した運営者たちを招いたシンポジウムを10月8日に開催し、「MASK」が『思考する収蔵庫』として発展した姿を明らかにします。期間は10月8日まで、料金は無料。

文/小吹隆文(美術ライター)

『Open Storage 2018−思考する収蔵庫−』

期間:2018年10月6日(土)〜8日(祝・月)、11月11日(日)
時間:12:00〜18:00 ※イベント開催時は変動
※10/8はシンポジウム開催のため、鑑賞エリアが一部制限されます
※11/11は近隣イベントに合わせて特別公開 
会場:MASK(大阪市住之江区北加賀屋5-4-48)
料金:無料
電話:06-6681-6170(会期中)

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