俳優・藤井隆「立派な仕事が出来れば」
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「立派な仕事ができたらいいなあと、本当に思う」(藤井隆)
──藤井さんは非常に多彩なお仕事をなさってますが、たとえば音楽はアップテンポなものが断然多かったりと、もしかしたら「人の気分をアゲる」というところは絶対ブラさない、みたいな自分ルールがあるのかなあと思ったんです。
とても難しい質問です。私自身は、そういう「自分から何かを発信する」という部分が、非常に弱いと思ってるんですよ。私の今の弱点は、そこに集約されているという気がします(笑)。 無責任な言い方になりますが、「この人じゃなきゃ」と思ってもらえるものが少ないんじゃないかと思っています。だからそうやって「気持ちを上げてくれますよね」なんて言われたら「本当ですか?」って、すごくうれしくなります。
──ただ自分の色が付きすぎていない分、プロデューサーや演出に染まる楽しさみたいなのがあるのでは?
どうでしょうね。わからないです。今やらせていただいてる仕事の多くが台詞をいただくとか、演出していただくとか、「いただく」ことも多く、ついていくのに必死です。自分からアドリブを仕掛けようなんておこがましくてなかなか出来ないです。尊敬する芸人さんたちと私は違うのかもしれない、という、異物感みたいなのはずっと感じていますし、このまま取れないんじゃないかなあと思います。

──そう言われると藤井さんの立ち位置は芸人として、かなり独特ですね。
特殊というか「変わってる」という感じ。だからマネージャーは大変だと思ってるのでないでしょうか(笑)。「私はこうです!」というのは自分のなかにあるし、今後はそれをちょっとずつでも出していけたらと思うんですね、そういうことをちょうど考えていた時期に、あの「立派な仕事をしてね」という言葉を聞いて「もっとがんばろう」と思いました。
──ああ、今回の舞台の話とつながりました。
あの台詞には、すごく救われた気持ちになったんです。今は「立派な仕事」ができたらいいなあと。ホントに、本当に思うんですね。仕事のことはもちろん、仕事を支えてくれる人、これからお世話になっていく人、自分のやった仕事を見てほしい人・・・、そういうことをもう一度考えさせられる、いい機会をいただけたなあと思います。ただそれよりも先に「台詞が聞き取れるよう、ちゃんと仕事しなさいよ!」っていう話ではあるんですけど(笑)。

──大阪公演はすでに前売完売ですが、当日券は必ず出るそうですね。
その日に行こうと思ってくださった方にご覧いただけるよう、何としてでも当日券は確保するというのが、野田さんのご意向なんだそうです。(現時点での当日券の最大枚数を聞いて)そんなに? すごーい! じゃあもっと言ってもいいですね。ぜひ、当日でもお越しください(笑)。「新歌舞伎座」は今回の舞台の雰囲気にすごく合ってると思いますし、しかも舞台装置がほかの劇場とはちょっと違うので、ぜひご覧いただきたいですね。
──舞台の内容は決して単純じゃないけど、きっと20歳のときの藤井さんのように「何かすごいなあ」と感じていただけるんじゃないかと思います。
そうですね。カーテンコールのときに客席がパーッと見えるんですけど、観客のみなさんがこの作品から何かを受け取っていただいてるということは、感じております。温かい拍手をいただけているのは、出演者のひとりとして心から光栄に思います。
本作は、作家・坂口安吾の『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』をベースに、人間と鬼の愛憎が桜吹雪のように激しく舞い乱れる残酷で美しい寓話。大阪公演は、10月13日~21日に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)にて。チケットはS席10000円ほか。
NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』
日程:2018年10月13日(土)〜21日(日)
会場:新歌舞伎座(大阪市天王寺区上本町6-5-13)
料金:S席10000円、A席8000円、サイドシート5500円
電話:03-6802-6681
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