元チェッカーズ大土井裕二、全国を巡る今

2018.10.6 08:00
(写真6枚)

「ひとり旅をしながら途中でライブをやらせてもらってる感じ」(大土井裕二)

──アルバムではバンド形式ですが、アコギ片手にソロで全国をまわり始めたきっかけというのはあるのですか?

50になったんで記念にソロアルバム作ろうか、せっかく作ったんだからライブやったほうがいいよね、と。そうなると手っ取り早いのは、弾き語りじゃないかって話になって。やってるうちに、じゃぁ地方にも行こうかと。ホームページで「あなたの町にライブに行きますよ。メールください」ってあげたらみんなからメールをもらって。そこの土地を調べて、お店が決まったら飛行機をおさえて、宿をおさえて・・・、というところから始めて、地道なことを繰り返しているうちに6年目に入りましたね。年間だいたい120前後かな。(収支は)プラスマイナスありますけど、ま、楽しいからね。基本的にひとり旅をしながら途中でライブをやらせてもらってるみたいな感じです。

ライブでは、自身のソロアルバムからはもちろん、チェッカーズ時代の自身の楽曲も歌い上げる
ライブでは、自身のソロアルバムからはもちろん、チェッカーズ時代の自身の楽曲も歌い上げる

──その土地でのふれ合いが楽しみだったり。

それはすごく大きい。この動きをして友だちがやたら増えましたね。やっぱりバンドとかユニットでまわるときは、終わったらバンドで打ち上げだけど、1人の場合はもうそこで飲んだりとか喋ったりがあるので、すごい仲良くなる人もいて。するとまた行くよって、毎年とか、半年ごとに行くお店がどんどん増えていくので。ありがたいですね。

──全都道府県、制覇されたのでしょうか。

都道府県的には全部行ってますね。ひょっとしたら行けてない場所があるかもしれないけど(笑)。

──特に関西には頻繁に来られていますが、関西に対しての思い入れってありますか?

チェッカーズの頃から関西は熱かったですよね。応援もすごかったし、やっぱりチェッカーズというバンドを一番熱く応援してくれていた土地という感じはあります。いまでもそれはありますからね。当時は大阪に入った時点で、結構大騒ぎだったんで、警察に「おまえらホテルを出るな」って言われてたこともあって、ライブが終わったらホテルに戻って、ホテルで飯食って、寝て、移動。大阪だけは、追っかけがすごい時期があったから、街なんか出られません。

──警察に止められるほどとは・・・。それは熱い。

熱いですね。ライブも盛りあがりはスゴい。なかなかすばらしい。大阪あってのチェッカーズですよ(笑)。

──いまのようにアコースティックライブになるとそこまでの熱気も感じないかと思いますが・・・。

でもね、リアルに距離が近いので、反応はおもしろいですよ。土地によって違うので。弾き語りでも、後半はロックンロールとか演るんで、踊ってるやつとかいたりね。弾き語りのライブではないような、ウォーッ!とか。

「平日は東京に戻って、週末は出てってパターン」と旅もライブも楽しんでいる様子の大土井裕二。写真は神戸・生田神社近くの「東門街」にて
「平日は東京に戻って、週末は出てってパターン」と旅もライブも楽しんでいる様子の大土井裕二。写真は神戸・生田神社近くの「東門街」にて

──先ほども仰ってましたが、終わった後は、お客さんともコミュニケーションを取られるのですね。

そうそう、基本的にはその場で。飲めるお店のときはその場で飲むし、たまに店を変えて2次会をしたり。

──そうやって、多くの人と接することで、お客さんの幅が拡がったように感じますか?

たまに若い子がいたりするんでね、お母さんの影響とかで。あとは男の子が昔より増えてきた。昔はほぼ女子だったんで(笑)

──男性から見て、どんな魅力を裕二さんに感じているんでしょうね。

おれもよくわからないですけど(笑)。ライブを結構楽しんでもらってる感じですよ。

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