鉄道シミュレータ、キーボード奏者が制作

2018.10.7 11:00

向谷実(むかいやみのる)。20歳の頃に当時まだアマチュアバンドだったカシオペアにキーボード奏者として加入し、1979年メジャーデビュー、2006年の活動休止

(写真2枚)

1980年代に一時代を築いた伝説的フュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者であり、カリスマ鉄道マニアとしても知られる向谷実が、10月7日放送のMBS『情熱大陸』に登場。

鉄道好きが高じてバンド活動中から鉄道シミュレーションゲームの開発を始め、改良を重ねたシステムはマニアの間で高く評価されるように。やがてその唯一無二の再現性に目をつけた鉄道会社が乗務員のトレーニング用として、向谷が開発したシステムを採用し、一気に業界の注目を集めた。

幼少期より熱狂的な鉄道ファンで、幅広い知識と切れ味鋭いコメントでテレビ・ラジオの出演、講演やセミナーも

鉄道シミュレータとは、乗務員が通常の運転に加えて、実際に体験することの少ないさまざまなトラブルを想定し、瞬時の判断と取り扱いを繰り返し訓練するためのもの。とりわけ向谷のシミュレータは、実写と音にこだわり、リアルさを追求しただけでなく、運行上のトラブルが起きた際に日本の「車掌」「運転手」「司令」が一体となって問題を解決するシステムを取り入れているのが特徴だ。

番組では、向谷とJR東日本がこのシステムをひっさげ、2年に一度開かれる世界最大の鉄道技術見本市に挑む様子に密着する。運行に関しては世界でも類を見ない正確さを誇る日本の鉄道会社だが、向谷が開発したシミュレータは果たして海外の鉄道プロたちにどう評価されるのか? この模様は、10月7日・夜11時から放送される。

MBS『情熱大陸』

放送:2018年10月7日(日)・23:00〜23:30

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本