神戸の長~いバス、実験運行がはじまる

2018.10.9 08:00

連節バスとポートタワーの「2ショット」は鮮やかで絵になる

(写真2枚)

兵庫県神戸市で、2台分の長さに伸びた連節バスの運行が、10月6日からスタートした。

この試みは、神戸中心部のアクセス向上のための社会実験。初日6日には、始発の「三宮(そごう前)」から多くの客が乗り込み、車内のカラフルな内装に「わぁ」と歓声が上がった。

乗客の親子連れは「自宅が近所で、さっき偶然見かけてネットですぐに調べました。デザインが珍しくていいですね」と話し、小学生の子どもは「乗り物好き! 乗れてよかった」とうれしそうにした。

乗っていて楽しくなるような、明るくポップなデザインの車内

この実験は、中心地の三宮・元町エリアとベイエリアを結ぶ公共交通システムを検討するもの。開港150年イベントに合わせて実施した昨年に続き2度目で、神戸市の担当者は、「今年は本格運行に向けてどれくらいの需要があるのか調べたい。パッと目を引くデザインなので、たくさんの人に乗っていただきたいです」と話した。

バスのデザインは公募で選ばれ、神戸のランドマーク「ポートタワー」がラッピング。運行は10月28日までの土日祝、料金は1回100円。連節バスは1台で、およそ2便に1回の運行となる。ルートや時刻表は公式サイトにて。

取材・文・写真/合楽仁美

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