ハリポタファンが集結、梅田の英国フェア

2018.10.10 21:00

映画でも登場する指名手配などのデザイン。カード各580円税別

(写真7枚)

ファンタジーをテーマとした『英国フェア 2018』が、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で10月10日に開幕。映画『ハリー・ポッター』のグラフィックデザインを手掛けた2人組・ミナリマが初来日し、ファンで大盛況となった。

ミラフォラ・ミナさんとエドゥアルド・リマさんは、『ハリー・ポッター』シリーズ全作で新聞、教科書、お菓子のパッケージ、ポスターなどのグラフィックデザインを担当し、作者J.Kローリングが生み出す魔法の世界にとってなくてはならないユニット。

今回は2人によるデザインショップ「ハウス・オブ・ミナリマ」が出店し、初日にはトークショーも開催。仕事仲間であるという2人は「最初、ハリー・ポッターについて何も知らなかった」(リマさん)と話し、映画のために脚本を熟読、その世界観を表現するため登場人物の性格なども考察し、さまざまな資料をもとに、デザインを生み出していったという。

左からエドゥアルド・リマさん、ミラフォラ・ミナさん。2人はハリー・ポッターの仕事を通じて出会ったそう
左からエドゥアルド・リマさん、ミラフォラ・ミナさん。2人はハリー・ポッターの仕事を通じて出会ったそう

吼えメール(ハウラー)が実は折り紙から発想したこと、ミナさんが一番気に入っている作品は「忍びの地図」であることを明かし、「映画で実際に登場することがない4人の少年たちが作った、魔法の地図というのはどんなんだろうというのを必死に考えたわ。きっと生意気だろうということ、複雑な建築を表現するためにどんな構造がいいかなど」と、制作秘話を語った。

また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の撮影を終えると同時に映画の仕事は辞めるつもりだったと告白し、「映画業界で、これ以上の仕事はないと思っていた・・・と思っていたら、新しいシリーズがはじまってしまって」と、魔法使いニュート(ホグワーツ魔法魔術学校に登場する教科書の作者)を主人公とした新作『ファンタスティック・ビースト』(第2作は11月23日公開)を手掛けている最中とのこと。

USJで1年に100回近く通うファンと、ダンブルドア校長としておなじみの魔法使いパンケーキマンさん
USJで1年に100回近く通うファンと、ダンブルドア校長としておなじみの魔法使いパンケーキマンさん

今回、2人の店では、映画のデザインをもとにしたカードや、日本のために描いたアートプリント「“JAPAN”」なども販売。ダンブルドア校長の姿で訪れた男性は、「作品が大好きで、本人たちが来日して感動しています。ここに来て作品を観て、スタッフと話して、で、お気に入りの作品を買って家でも!」と大興奮。また、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に通い詰めているという男性は「映画を通じてミナリマが大好きになりました。職場も近いので毎日来ます」と話した。

ミナさんとリマさんは14日までショップに滞在予定とのことなので、運がよければ出会えるはず。また、『英国フェア 2018』では、J.K.ローリングが『ハリー・ポッター』の第1章を執筆したエジンバラの「ザ・エレファント・ハウス」も出店し、期間は16日まで。

『英国フェア 2018』

期間:2018年10月10日(水)〜16日(火)
時間:10:00~20:00(金・土曜は~21:00、最終日は~18:00)
会場:阪急うめだ本店 9階催場・祝祭広場(大阪市北区角田町8-7 9F)
電話:06-6361-1381

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