吉本がゲーム業界参入、芸人を活かす場にも

2018.10.13 21:00

左からタケト、チョコレートプラネット、トレンディエンジェル、代表取締役の斎藤さん、横澤夏子、とにかく明るい安村、ガリットチュウ

(写真3枚)

「吉本興業」(本社:大阪市中央区)が、ゲーム業界に本格的にするため「よしもとゲームスタジオ」を8月に設立。その発表会が京都市内で10月12日おこなわれ、代表取締役の斎藤祐士さんと、所属タレントのトレンディエンジェル、とにかく明るい安村、ガリットチュウ、チョコレートプラネット、横澤夏子、タケトが登壇した。

「吉本興業」が100%出資し、資本金500万円となる「よしもとゲームスタジオ」。「所属タレントを軸とし、劇場、ライブ、芸能、音楽、アニメ、出版、海外展開といった事業を(吉本興業が)おこなうなかで、さらにシナジーを生み出すために、ゲーム事業に本気で参入いたします」と代表取締役の斎藤さんが宣言。

同社では、「よしもとのIPを用いたゲーム」、市場やユーザーニーズをもとに「よしもとにかぎらないゲーム」、多彩な才能を持つタレントとタッグを組んで「よしもとならではのゲーム」という、3つのゴールを目指す。

3つ目のゴールについては「所属タレントにもゲーム制作、ゲーム事業という新たな活躍の場で、違った側面で才能を発揮してもらえると思う。例えば又吉さんとアドベンチャーゲーム、ロンブー(ロンドブーツ1号2号)の淳さんとお城関係のゲームを作るなど」と構想を語った。

松尾駿はIKKO姿で、IKKOがプレゼントに添える手紙のフレーズにちなんだゲームを提案
松尾駿はIKKO姿で、IKKOがプレゼントに添える手紙のフレーズにちなんだゲームを提案

そして、会見に参加していた芸人らもプレゼン対決をおこない、チョコレートプラネットの松尾駿はIKKO姿で、「愛を込めてゲーム」「保湿ゲーム」を提案。ガリットチュウの福島善成は、船越英一郎姿で「犯人はお前だゲーム」、トレンディエンジェルの2人は「脱毛麻雀倶楽部」と、それぞれのキャラを活かした案を出し、代表取締役の斎藤さんは「どれも可能性がある」と、手応えを感じていた様子だった。

ガリットチュウが提案したゲームも取締役に好感触だった
ガリットチュウが提案したゲームも取締役に好感触だった

同社では、プラットフォームやデバイスは制限せずに、スマホ、家庭用ゲームなどさまざまなゲームを開発予定。すでに「吉本興業」、「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」、「サイバーエージェント」の3社による合弁会社によるモバイルゲーム新サービス「mspo(エムスポ)」のゲーム制作をおこなっており、ほかのプロジェクトも多数動き始めているという。

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