関西初登場、世界で話題のルミナとは?

2018.10.22 11:00

中央が、チーフイノベーションオフィサーのドミニク・オーデットさん、「サクヤルミナ」のアンバサダー渡辺直美、ディレクターのマリー・ベジルさん

(写真5枚)

カナダのライブ型マルチメディア・エンタテインメント会社「Moment Factory(モーメントファクトリー)」による体験型ナイトウォーク施設が、12月15日に関西に初めて登場する。世界で人気を博している施設だけに、日本人だけでなく、訪日外国人からも注目を集めそうだ。

この体験型ナイトウォーク施設は、「ルミナ」シリーズとして、カナダを中心に、シンガポール、アメリカで全8つを展開。うちひとつは日本に初上陸となった長崎県伊王島の「アイランドルミナ」(2018年4月)。最新作となる第9弾は『SAKUYA LUMINA(サクヤルミナ)』と題し、「大阪城公園」(大阪市中央区)に登場予定だ。

2001年に創業し、ケベック州のモントリオールに拠点を構える同社。世界遺産「サグラダ・ファミリア」でのプロジェクション・マッピングをはじめ、美術館、空港、ショッピングモールなどでさまざまなイベントを展開するほか、『スーパーボウル』でのハーフタイムショー、ボン・ジョヴィ、安室奈美恵らのコンサートも担当。2017年には渋谷にオフィスを構え、今後の日本での展開がますます増えることだろう。

今回のルミナ・シリーズが誕生するきっかけとなったのは、カナダの国立公園から橋のプロジェクションマッピングを依頼されたことだそう。最終的には、道のりも楽しめるように、音や音楽、光などのインタラクティブな仕掛けでストーリーが楽しめるという提案をおこない、初年度に約7千人の来場者を想定していたところ、約7万人も訪れたのだとか。

イメージスケッチ
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その第1弾からメンバーに加わっているディレクターのマリー・ベイジルさんは、「人々が新しい体験、受動的よりも能動的な体験を求めていることを感じました。わたしたちがルミナで提案するのは、自然のなかでの体験。テクノロジーによるエンタメではなく、テクノロジーをいかに隠すかが重要。素直に、マジカルワールドを訪れたような感覚を味わってほしい」と、大ヒット企画の裏側を語る。

今回の大阪の『サクヤルミナ』では、大阪らしい背景や公園の立地などを活かしたオリジナル・ストーリーを展開。未来から訪れた少女アキヨとともに、「おしゃべりな石」「お稲荷さん」「笑顔の木」など9つの章からなる物語を楽しめるようになっているとのこと。

「大阪城公園は、ルミナを今までやってきた場所のなかで、一番歴史があり、文化的で神聖な場所。世界中の人々を惹きつけるミッションに、非常に大きな責任を感じながらやっている」とマリーさんは意気込む。期間は12月15日から約3年間を予定。所要時間は約60分で、料金は2700円(前売・18歳以上)ほか。

『SAKUYA LUMINA(サクヤルミナ)』

期間:2018年12月15日(土)~(約3年間常設予定)
会場:大阪城公園 特設会場(大阪市中央区大阪城)
料金:前売…18歳以上2700円、13~17歳以下・65歳以上1800円、4~12歳1000円
電話:0570-550-100(チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

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