貴重なウナギの赤ちゃん、大阪で特別展示

2018.10.22 13:00

平らで透き通ったニホンウナギの赤ちゃん

(写真1枚)

大阪の商業施設「EXPOCITY」(大阪府吹田市)のミュージアム「ニフレル」で、全長約5cmのニホンウナギの赤ちゃん(約30匹)が、10月13日から展示されている。

ウナギやアナゴ、ウツボの仲間は、卵から孵化後、透明で平らな柳の葉のような形をした「レプトケファルス」と呼ばれる幼生に成長し、さらに姿を大きく変えながら成魚へと成長。ニホンウナギは、西マリアナ海嶺で産卵・孵化し、レプトケファルスとして海流に乗り、日本沿岸にやってくる頃には細長いシラスウナギへと成長しているため、自然界でレプトケファルスを見ることは極めて難しく、また人工繁殖に成功した事例も少ないことから、その不思議な姿を見る機会はほとんどないそう。

現在同館に展示中のニホンウナギの赤ちゃんは、孵化後約7カ月のレプトケファルスで、愛知県にある民間の研究施設で、今年の3月に人工孵化によって誕生。体が傷つきやすく、光に非常に敏感で神経質なことから、長期の飼育展示が難しいため、今回の展示は貴重となる。ニフレル入館料は、16歳以上1900円、小・中学生が1000円、幼児(3歳以上)が600円。

「NIFREL(ニフレル)」

住所:大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内
時間:10:00〜20:00(※最終⼊館は閉館の1時間前まで)
料金:入館料要 ※大人(16歳以上・高校生)1900円、小中学生1000円、幼児(3歳以上)600円
電話:0570-022060(ニフレルインフォメーション)

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