大阪初のソーシャルアパート、高槻に誕生

2018.10.25 07:00

ビリヤードやテーブル兼卓球台が置かれたラウンジスペース

(写真11枚)

住まいを通したソーシャルネットワークの「場」として交流用のラウンジを付帯した、大阪初となる新しい住居形態「ソーシャルアパートメント」が大阪府高槻市に10月、完成した。

首都圏を中心に40棟、2100戸を越える交流型賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」を展開する「グローバルエージェンツ」(本社:東京都渋谷区)が、JR西日本と業務提携し、スタートした物件となる「ターミナルズ高槻」。もとは社員寮として使われていた建物をリノベーションし、入居者共有スペースにキッチンやラウンジ、バスルーム、ワークルームやシアタールームを作った。

モデルルームとなっていた居室

単身者向けのワンルームマンションとも、シェアハウスとも異なる新しい居住スタイルは、近隣付き合いの希薄化した若者世代から非常に注目を集めており、オープン前に全55室の半分以上の入居がすでに決まっていたという。また不動産会社を介さず、自社サイトで入居者を募集し、オンラインで賃貸契約をするのも今の若い世代のライフスタイルにフィットするのかもしれない。

県庁前にある「OTOWA神戸元町」(神戸市中央区)に住む、江副真文さん

関西では、神戸市中央区に同社のソーシャルアパートメントが2017年6月に完成しており、そこに住む江副真文さんは「シェアハウスはすべてを共有する感じが億劫で。ここなら、帰ってきて1人になりたければ、そのまま誰にも会わずに部屋に入れる導線があってプライベートも確保される。ラウンジでのパーティーなどは、入居者のグループLINEで告知するんです」と、新しい居住スタイルを満喫しているようだ。

JR高槻駅から徒歩6分の「ターミナルズ高槻」の場合、家賃48000円(居室約11平米)だと、管理費などを入れて月額6万7300円、初期費用は11万4800円。2019年春には、JR茨木駅付近でのオープンを予定しており、今後もJR西日本沿線で積極的な開発を進めるという。

「ターミナルズ高槻」

2018年10月6日(土)グランドオープン
住所:大阪府高槻市天神2-1-16
電話:0120-386-338(グローバルエージェンツ)

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