須賀健太、芸歴20年「全てを賭けた作品」

2018.11.13 22:00
(写真10枚)

「『ああ、こんな役もやれるんだ』というのは1番の褒め言葉」(須賀健太)

──3年間座長を務めて卒業する今年、須賀さんは9月で芸能生活20周年を迎えました。この20年を振り返っていかがですか?

ありがたいことにいろんな役をやらせてもらえるようになってきて、目指すところはバイプレイヤーというか。この演劇「ハイキュー!!」が終わった後が勝負になると思っています。

──日向翔陽のイメージとか子役の頃のイメージを持っていた人が、たとえば映画『シマウマ』(2016年)での拷問が大好きなサイコパス・アカを演じている須賀さんを観たら・・・びっくりすると思います。ああいう狂気的な役も本当に素晴らしくて、これからどんどんやっていただきたいです。

うれしいです! 二面性を出せたらいいなと思って挑みました。僕のイメージをぶち壊したいなと。でもそもそも日向翔陽のように長くやらせていただいたものがないと、ああいう役をやったときに意外性が生まれないと思っていて。本当に贅沢な悩みなんですけど、だったらやっぱりそれを武器にするしかないなと。『ああ、こんな役もやれるんだ』というのは1番の褒め言葉だし、これからもそういうところで勝負していけたらいいなと思います。

今年24歳、芸能生活周年を迎えた須賀健太
子役の頃の面影を残しながらも、24歳となり日々進化し続ける須賀健太

──20周年となると、取材などでドラマ『人にやさしく』の話をよく振られると思いますが。

そうですね。それまでセリフも一言二言の役しかやっていなかったのに、急に月9のレギュラーというのは本当に人生が変わった瞬間だったなと思いますし、間違いなく原点ですね。20年ってある種一区切りだなと思っていて、芸能生活20周年というのは僕のなかでの第1章が終わって、これからまた新たに作り直していきたいというか。第1章を演劇「ハイキュー!!」で終われて、第2章を最後の演劇「ハイキュー!!」で始められたのは、僕にとってベストでした。今、僕ができる全てを賭けていると思える作品なので、ここからだ、と思います。

──11月15日からの兵庫公演は「あましんアルカイックホール」、23日からの大阪公演は「梅田芸術劇場 メインホール」で上演されます。関西のステージの空気は毎回どう感じていますか?

ほかの地域とは全然違いますね。すごく楽しんでくれようとしているというか、『静』と『動』でいうと東京は『静』なんですよ。お客さまはみんな見入るというか物語に入ろうとしてくれる感覚なんですけど、大阪のお客さまは一緒に盛り上がって、笑いのあるシーンでもちゃんとキャッチしてくれる。リアクションはどこと比べても大きいと思うので、毎回楽しみなんです。

──最後の東京凱旋公演の「日本青年館ホール」まで、怪我なく全員で完走していただきたいと思います。

そうですね。本当に怪我には気を付けて、そのときできるベストパフォーマンスをお届けするだけ。3年間やらせていただいて、僕たちは有終の美を飾ることが恩返しだと思うし、最後に日向をやれてよかったなと僕自身が思えて、観に来て下さったお客さまにもそう思っていただけるのが一番なので、そこに向かって最後まで突っ走りたいと思います!

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"最強の場所(チーム)"

日時:2018年11月15日(木)〜18日(日)
会場:あましんアルカイックホール(尼崎市昭和通2-7-16)

日時:2018年11月23日(祝・金)〜25日(日)
会場:梅田芸術劇場 メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)

料金:S席8800円、A席6800円

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